那須高原ミルク街道の南端にあり、塩原温泉郷の玄関口に位置する憩いの場。メイン施設「アグリパル塩原」は、農業(アグリ)と友達(パル)になり、ふれあいと農業を楽しく学ぶと名付けられました。地場産と手作りにこだわり、地元農家が自らの手で運営する新鮮な地場産野菜を扱う農産物直売所や農村レストラン等が人気です。
のどかな田園風景の中に佇む「百村第1発電所」は、那須疏水の水(水路)を利用した、出力30kWの小水力発電施設。同じ水路には百村第2発電所もあり、ともに平成18年に運転を開始しました。こうした農業用水を利用した小水力発電は、再生可能エネルギーのひとつとして注目されています。
安積疏水(福島県)、琵琶湖疏水(滋賀県・京都府)と並んで日本三大疏水の一つされる那須疏水は明治18(1885)年9月、那須野ヶ原大農場の飲用・かんがい用として完成しました。現在の「西岩崎頭首工」は昭和51(1976)年に近代化されましたが、古い門扉や水路トンネルなどは昔の姿のままで保存されており、平成18年7月に重要文化財に指定されました。
那須高原の入り口にあり、那須を訪れる人の休憩・観光情報収集の拠点となっています。ふれあいの郷直売所では朝採り野菜が所狭しと並び、那須の食レストラン「なすとらん」では地場産の食材にこだわったメニューが楽しめます。また、工芸館では工芸師による制作実演や体験なども。毎週土・日曜日には那須の昔ばなしのかたりべ口演会を開催。