実践しましょう 「水田経営とちぎモデル」

 今回は、「水田経営とちぎモデル」についてご紹介します。

 今、県内各地では、大豆・そばの収穫、麦播きなど、冬本番を前にした農作業が行われています。

 本県では、高い乾田化率等の優位性を活かして全国有数の土地利用型農業が展開されていますが、とちぎの農業がさらに成長、進化していくためには、この水田農業の維持発展が鍵となります。

 データによれば、県内では、20ha規模の経営体が400を超え、50ha規模の経営も100に向かって増え続けています。さらには、米の直接販売や農産加工品の販売に取り組み、所得を着実に伸ばしている事例も多数見られるようになりました。

 ◇◇◇水田経営とちぎモデルとは◇◇◇

 「戸別所得補償制度」が導入されて3年が経ちますが、皆さんは、5年後、10年後を見据え、どのような水田経営の姿を描いていますか?

『農地を集め、規模拡大を図っていきたい。』

『目標の農地は集まったので、園芸品目を導入して、さらに収益性を高めたい。』

『生産に加え、雇用労力を上手く生かすために農産加工にも取り組みたい。』

 「水田経営とちぎモデル」は、めざす姿を実現するための「所得目標」や「取組のポイント」を具体的に示した実践的な経営モデルのことです。

 規模拡大や多角化など3つの方向に沿って具体的なモデルを提案しています。

具体的なモデル
 
※モデルの詳細や経営試算は、下記ホームページの「推進指針」をご覧ください。
  http://www.pref.tochigi.lg.jp/g05/tochigimodel.html

 めざす経営規模は10ha?それとも20ha? 所得の目標は?

◇ 規模拡大をめざす二毛作モデルでは、主食用米・小麦(パン用)・大豆・新規需要米を組み合わせた20ha個別経営で、粗収益約3,000万円、純利益1,400万円となります。
  同じ品目で、50ha組織経営の場合は、純利益3,100万円との試算です。

◇ 一定規模以上に規模拡大を進めた上で、複合化・多角化に取り組む場合の純利益は、  アスパラを導入した50ha組織経営で3,800ha万円、餅加工を取り入れた20ha個別経営で1,700万円となります。

 みなさんの経営と比較していかがでしょうか?

 試算結果は、少し高い目標設定となるかも知れませんが、県内でも、モデル以上の経営をしている先進農家がたくさんいます。

  ◇◇◇地域の特徴を生かした経営発展が大切です!◇◇◇

 県内の農地の約8割は水田ですが、それぞれの地域で圃場の大きさや形、整備の状況も違います。また、中山間地域の水田農業も重要です。

 そこで、各農業振興事務所では、それぞれの地域の特徴を活かして、独自のモデルを設定、推進しています。

 規模拡大を中心に、複合化、加工や販路拡大へのチャレンジなど、経営規模や所得目標に合わせて、経営のステップアップをめざしていきましょう。

【各地域で推進する経営モデル】各地域で推進する経営モデル

 最後に・・・

 県内では、各地域で「人・農地プラン」の作成が進んでいます。地域の話し合いに参加していますか。

 プランに位置づけられる「地域の中心となる経営体」の方に、ぜひ実践していただきたいのが、「水田経営とちぎモデル」です。

 「水田経営とちぎモデル」を実践して農業所得の向上をめざしましょう!

関連記事: 第2回水田経営とちぎモデル・実践セミナーの講演内容の紹介
 

    ◇◇◇◇◇◇皆様の取組をサポートしていきます!◇◇◇◇◇◇

 経営相談や実践セミナーへの参加、経営発展に向けた実践プログラムの作成、必要な機械・施設の導入補助に関する要件の確認などについて、ご相談を受け付けています。

 各農業振興事務所にサポートチーム(相談窓口)を設置していますので、まずはお問い合せください。

サポートチーム

【お問い合わせ先】
  栃木県農政部生産振興課                                        
    TEL:028-623-2279  FAX:028-623-2335          
    ホームページ   http://www.pref.tochigi.lg.jp/g05/index.html
    メールアドレス  seisan-sinko@pref.tochigi.lg.jp
   または、お近くの各農業振興事務所(河内・上都賀・芳賀・下都賀・塩谷南那須・那須・安足)サポートチームまで

※ 栃木県農政部の情報は、「とちぎファーマーズチャレンジネット(http://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/)」や「栃木県農政部ツイッター(http://twitter.com/tochigi_nousei)」でも発信していますので、是非、ご利用ください。

コメントは受け付けていません。