飼養衛生管理基準を守りましょう!

【はじめに】

 飼養衛生管理基準は、各農場において疾病の発生を予防するために守らなければならない大事な基準です。

 畜産農家の皆様には、既にこの基準を遵守した飼養管理を実践していただいているところですが、家畜保健衛生所では年に1回、畜産農家への立入調査を実施し、その遵守状況を確認するとともに、不十分な状況が見られれば助言・指導を行っています。

 今回、畜産農家の方が独自に取り組んでいる優良事例を御紹介しますので、参考にしてください。

  (写真は農林水産省ホームページより引用しました)

【取組事例】

事例1:衛生管理区域の設定

 病原体の侵入を防止するために、衛生的に管理する区域を衛生管理区域といいます。工事用パイロンやロープなどを使用し、他の区域と明確に区分しています。

 

工事用パイロンを用いて境界を設置     安価な材料(空ポリタンク及び虎ロープ)を
【牛飼養農場】                   用いて境界を設置【豚飼養農場】


事例2:衛生管理区域への病原体の持ち込み防止

 衛生管理区域や畜舎の出入口に消石灰帯、消毒槽を設置し、常に消毒が行えるようになっています。

  消石灰帯を設置【牛飼養農場】        水槽(汚れの除去用)と消毒槽を設置
※集卵ケースを改造し、消石灰を散布する                【豚飼養農場】
  器具として利用


事例3:野生動物等からの病原体の侵入防止

  畜舎に防鳥ネットを設置し、野鳥の侵入を防止しています。

 
 
カラス等の侵入防止のため、防鳥ネットを設置  鶏舎全体に防鳥ネットを設置【鶏飼養農場】
                    【牛飼養農場】  ※ファスナーの開閉により入退出ができる
                                 出入口を設置 
 
飼養衛生管理基準の優良事例については、農林水産省ホームページに掲載されていますので参考にしてください。

〈農林水産省ホームページ:家畜の飼養衛生管理に係る取組事例集〉
URL:http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_shiyou/pdf/jirei-2012.pdf


【最後に】

 飼養衛生管理基準は、畜産農家の皆様に最低限守っていただくべき基準です。

 個々の畜産農家において、本基準を遵守していただくことはもちろんですが、地域全体で取組むことにより、地域に家畜伝染病が侵入するリスクを軽減することもできますので、積極的な取組をお願いします。

 また、本基準に基づき衛生管理を実践することにより、家畜伝染病の発生予防とまん延防止のみならず、慢性疾病の予防、育成率や増体の向上など、経営面においても大きな効果が期待できます。

 畜産農家の皆様には、今後とも家畜保健衛生所等と連絡を密にしていただき、地域で連携して飼養衛生管理基準の遵守に取り組んでいただきますようお願いします。

※飼養衛生管理基準について不明な点がありましたら、最寄りの家畜保健衛生所にご相談ください。

県央家畜保健衛生所 宇都宮市平井出工業団地6-8
   電話:028-689-1200  FAX:028-689-1279

県南家畜保健衛生所 栃木市総社町1439-20
   電話:0282-27-3611  FAX:0282-27-4144

県北家畜保健衛生所 那須塩原市緑2-12-14
   電話:0287-36-0314  FAX:0287-37-4825

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