既に麦子実をすき込んだほ場で、水稲を作付する場合の対策について

平成26年6月16日

経営技術課

    

 麦作のあとに水稲を作付する場合、麦子実をほ場にすき込むことは、土壌還元による生育障害が発生しやすいので、実施しないのが基本である。

 しかし、既に麦子実をほ場にすき込んだほ場については、下記により土壌還元による水稲の生育障害の軽減に努める必要がある。

 なお、これら対策を実施しても、生育障害を完全に回避することは困難であり、水稲の生育や収量が平年より低下する可能性がある。

1 麦子実に含まれる窒素分は約1.6%と高いので、水稲の基肥量は減らす。また、麦子実の分解による窒素発現が、水稲の生育中盤から登熟期まで続くことが予想されるので、基肥と追肥は以下のとおりとする。

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2 移植約10日後に水田内をよく観察し、土壌還元による生育障害(※)が認められたら、軽めの中干しを行う。

3 その後も土壌還元による生育障害発生に注意し、症状を確認したら再度軽めの中干しを行う。

4 通常の栽培時に比べて、落水する機会が増えるので、雑草の発生に注意する。必要があれば雑草防除のため、薬剤による体系処理を行う。

5 倒伏が懸念される場合は強めの中干しを行うなど、水稲の生育状況に応じたきめ細かな水管理を行う。

※ 土壌還元による生育障害の主な症状

・水田内に入ると、土中からガス(気泡)がでてくる。

・水稲の下葉が黄色~赤色に変色し生育が悪い。分げつが少ないなど。

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