穂発芽等が発生した麦類の飼料利用の可否について

平成26年 6月17日

経営技術課

 

1 WCSとしての利用

 食用麦の栽培では、通常、赤かび病防除のため農薬散布を行っている。WCS(茎葉部を含めた発酵粗飼料)として利用する場合、現在安全が確認されている登録農薬は無いため、農薬散布されたものはWCSとして給与できない。

 

2 子実の利用

 麦の状況

 給与可否

            備    考

 穂発芽

 可能

 種子に貯蔵されているデンプンなどが分解し、栄養価は低下している。

 倒伏

 注意

 泥等の混入による品質低下が懸念されるため、倒伏の激しいものは利用しない。

 黒かび症状

 

 注意

 

 乾燥調製過程で見かけ上除去されるが臭気が残る。毒性は無いとされるが、給与制限に関する知見が無いため、発生が甚だしい場合は給与しない。

 赤かび病

 不可

 人や家畜に中毒症状を起こすかび毒(マイコトキシン)を産出するため給与しない。

 

3 飼料利用上の注意

(1)利用に当たっては乾燥調製により夾雑物の混入を防ぎ、家畜の状態を確認しながら

  少量ずつ給与し、補助飼料としての利用にとどめる。

(2)牛・豚に麦を皮付き丸粒で給与すると、ほぼ未消化で排出されてしまうため、

  破砕・挽き割り等の加工を行うことが望ましい(養鶏では問題なし)。

コメントは受け付けていません。