酪農経営におけるヒートストレスメーターを活用した効率的な暑熱対策について

 畜産振興課

近年、地球温暖化による気温上昇が、本県酪農経営においても大きな課題となっています。

宇都宮地方気象台が公表するデータによると、年平均気温は年々上昇する傾向にあります。また、真夏日(最高気温30℃以上)の日数についても同様に増加傾向であり、年々牛の暑熱ストレスは増大しています。

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一般的に牛に対する暑熱ストレスが大きくなると、免疫力、泌乳量、乳質及び繁殖成績の低下をまねきます。

(一社)中央酪農会議の試算によると、夏季の乳量の低下や体細胞数の増加による経済的損失は、経産牛40頭規模で100~200万円にも及ぶとされています。

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そこで、県では、夏季における生産性の向上を目的に、これまでの気温による対策に、湿度の影響を加味した温湿度指数(THI)を指標(ヒートストレスメーター)として、効率的な対策を実施するモデル農家を県内に設置しました。

 ※ 温湿度指数(THI)=(0.8×温度+(相対湿度/100)×(温度-14.4))+46.4

    指数 70以上で注意が必要となり、80以上で死廃等危険性があります

今後、モデル農家から得られる暑熱関連データや改善策等を分析・検証し暑熱ストレス低減策をマニュアル化することで、本県酪農の経営安定を図っていくこととしています。

なお、マニュアルについては、本ブログで情報提供していきますので、御注目ください。

ヒートストレスメーター

ヒートストレスメーター(温度と湿度からTHIを表示し、リアルタイムで牛への暑熱ストレスを確認することが出来ます)

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