台風16号の接近に伴う農作物被害防止対策

                               平成26年9月22日

                                 栃木県農政部経営技術課

 

  関東地方に台風16も号の接近が予想され、その影響も懸念されることから、以下の事前対策を十分行い被害防止に努める。

 

Ⅰ  共 通

1  大雨対策

(1) 大雨による冠水等が心配されるほ場では、事前に排水溝を設けるなど、対策を講じておく。

(2) ゴミや刈り払った雑草が水路を塞がないよう、事前に取り除いておく。

2  防風網・防鳥網・多目的防災網等の点検、補修

(1) 網が飛ばされたり破られたりしないよう固定状況を点検するとともに支柱を設置し補強する。

(2)破損部があると強度が低下するので補修をしておく。

3  ハウスの点検、補修

(1)  被覆資材の破損部や固定が不十分なところがないか点検し、補修を行っておく。

(2) ハウス強度を上回る強風が吹く可能性がある場合には、天窓やサイド換気部を 全開にするとともに、天井や妻面のビニルをはずして風を抜けやすくし、施設の損壊を防ぐ。時間的に余裕がない場合には、カッターナイフ等で切りとり、風の通り道を確保する。 

4  事後対策の準備

(1) 被害後、速やかに回復措置がとれるよう、排水対策や施設等の修復、病害防除等の準備をしておく。

 

Ⅱ 普通作物

1 水稲・大豆・小豆・そば

(1) 収穫適期を迎えている水稲は、台風の接近前に速やかに収穫する。

(2) 倒伏した稲は、晴れ間を見て株起こしを行い、穂発芽を防止する。

(3) 冠水および浸水したほ場は、速やかに排水に努める。

 

Ⅲ 野 菜

1 全般

(1) 強風対策として、ハウスやネットの点検・補修・補強を行う。

(2) 冠水および浸水したほ場は、速やかに排水に努める。

2 いちご

(1)強風による傷みが懸念されるので、天候回復後速やかに病害予防として、薬剤散布を行う。

(2) 特に、炭疽病が発生しやすくなるので、排水対策を行うとともに、発生が懸念されるほ場では防除を実施する。

(3) 夏秋いちごは、ハウスの被害を受けないよう点検、補修、補強を行う。同時に、湿度が高く、病害が発生しやすくなるので注意する。

3  なす、きゅうり、トマト等

(1) 強風による損傷や倒伏を軽減するため、茎や枝を支柱やネットによく固定しておく。

4  だいこん、きゃべつ、レタス、ブロッコリー等

 (1) 倒伏を軽減するため、株元が揺れないよう土寄せを行う。

 

Ⅳ  果  樹

1  なし・ぶどう等(棚仕立て果樹)

(1) 強風による枝や果実の損傷を軽減するため、結果枝等を棚によく固定しておく。

2  りんご・もも等(立木仕立て果樹)

(1) 強風による枝や果実の損傷を軽減するため、側枝等太枝に支柱を設置したり、結果枝どうしを結束するなどして、固定しておく。

3 苗木

(1) 強風による倒伏を軽減するため、支柱によく固定しておく。

 

Ⅴ  花  き

1 露地ぎく・露地りんどう等

(1)支柱やネットのゆるみを直し、十分に補強する。ネット上げの作業が遅れている場合は、所定の位置までネットを上げておく。

 

Ⅵ  特用作物

 1 こんにゃく

    (1) 大雨により滞水しやすいほ場は、排水溝を設置し、排水口は低く掘り下げて排水路につないでおく。

   (2) 冠水および浸水したほ場は、速やかに排水に努める。

 

Ⅶ  畜 産

1  畜舎

(1) カーテン等の固定状況を点検し、補修・補強をしておく。

(2) 雨水の流入が心配される場合は、土のう等により対策を講じておく。

2 飼料用とうもろこし

(1) 畑の排水路を確保しておく。

3 停電による搾乳不能に備えて

(1) 発電機の準備と燃料の確認を行う。

(2) 緊急策としてバキュームカーを真空ポンプにつないでミルカーを動かすことが可能であるので、事前に接続の確認をしておく。

(3) 停電時に搾乳する場合は高泌乳牛から行い、漏乳している牛は後回しにする。

  また濃厚飼料の給与は控える。

 

コメントは受け付けていません。