経営改善に当たってのキャッシュフロー活用!!

「一年の計は1月にあり」。昨年1月に出したブログの表題です。その中では、「決算書を踏まえながら技術を反省していくことが重要ですね」と、書かせていただきました。
【前回のおさらい】 
経営規模の現状維持の中では、販売量を増やすか品質(販売単価)を上げれば、売上高が伸びます。そこで、
 ◆販売量を増やすため単収を増やせるよう、肥培管理や栽培管理(病害虫防除、作業効率)、手が回らなかった点を家族と話し合いましょう。
 ◆品質(販売単価)を上げるため優品率低下や出荷時期の遅れなど伝票などから読み取り、改善策を検討しましょう。
 つまり、いかに栽培管理技術を高めるか、安定させるか、そしていかに単価の高い優品を沢山作るか、価格の高い時期を見極めて出荷できるか、などがポイントとなります。

 

 では規模拡大、新たな事業導入での投資を行う場合”には、どういうことを検討することが必要なのでしょうか?
 これについて、ポイントは以下のとおりです。
【今回のポイント】
 規模拡大や新たな投資を行う場合には
「経営内に現金がどれだけ残っているか」という見方「キャッシュフロー(現金流量)」を捉えます。あわせて、償還額(借入金の返済額)の計算をします。この投資効果>償還額となるかどうかを調べ、採算のとれる投資計画とすることが大切です。
 
なお、新規事業は独立採算でまずは計算してみることが重要です。
 その上で、投資計画が現在の栽培・飼養体系にどう影響するかを考えてみましょう。
 また、
施設や機械を新たに導入する場合には、耐用年数を踏まえた投資の限度額(投資限界)を計算し、経営の中で十分回収可能かどうかを調べ、採算のとれる設備投資を検討しましょう。
 

~キャッシュ・フローによる投資計画~
  キャッシュ・フローによる現金的な資金の流れで、投資効果の判定を行います。
 キャッシュ・フローは農業所得に減価償却費を加えたものです。
 減価償却費は経費として算入しますが、実際は経営外に流出しない(支払う必要のない費用)からです。
 ※でも、減価償却費は、将来の建物・機械の更新のために積み立てておくことが必要ですね!

 また、キャッシュ・フローを計算する場合には『限界利益』の考えを持ちましょう。    
 
限界利益=売上高-変動費
    「変動費」とは、変動費は経営規模、操業度、出荷量等と比例する以下の経費です。
  更新投資や小規模な拡大投資であれば、変動費に大きな変化はないものと予想されます。
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  (変動費の要素)
種苗費・素畜費・修理費・賃借料・家畜衛生費・肥料費・農薬防除費
動力光熱費・燃料費・諸材料費  飼料費・出荷資材費・運賃販売手数料雇用労賃(臨時)
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 農業所得増加額の試算のイメージ 

所得増加額試算イメージ

 
    ****では、実際にキャッシュフローを計算してみましょう*********   
○拡大投資額     3,500万円        
   減価償却費は耐用年数 14年、年250万円                         
○資金調達計画                                                           
   長期借入金   3,500万円 
   条件:償還年数 14年 据置なし   借入金利 1.0% 返済:元利均等
   
(1)投資効果の計算                                                                   
  【粗収益の予想増加額】                                               
  収量・出荷時期・品質を考慮し、既存経営より500万円増加              
  【固定費の増加分】                                                   
   ・常時雇用として、250日×4,800円/日×1日 =   年120万円        
   ・新規機械・施設の維持費 契約メンテナンス、固定的光熱費 年 50万円       
  【変動費】                                                           
    拡大投資計画であるので、既存の部門の損益計算から変動比率を出し、粗
   収益の増加分にこの変動比率(既存施設と違うためプラスα)         
    既存が損益計算書から45%程度であれば、50%(250万円)        
  【粗収益の増加額に対する限界利益率】                                 
    1-(250万円÷500万円)=50% 1-(予想変動費/予想粗収益)    
  【粗収益の増加額】              500万円増              
  【粗収益の増加額に対する変動比率】             50%                   
  【固定費の増加額】                                                   
  ・減価償却費  3,500万円÷14年=250万円                           
  ・常時雇用費              120万円                          
  ・新規機械・施設維持費       50万円    合計 420万円     
                                                                      
  農業所得増加額=予想粗収益×限界利益率-固定費増加額ですから       
         =500万円×50%-420万円                      
         =-170万円
                               
   この所得の増加額の投資計画で導入する施設の減価償却費を加えると   
    農業所得増加額+減価償却費増加分=-170万円+250万円             
                   =80万円                         
             投資効果は80万円。

 (2)年償還額の計算
  投資効果は80万円のプラスになりますが、年償還額をどの程度カバーされるかの判定を行います。
  1年当たりの償還元利金=元金×資本回収係数(CRF)
  資本回収係数(CRF)=i(1+i)n/(1+i)n-1  i :年利率  1.0%
                    n:償還年数 14年
                  分子:0.01×(1+0.01)14=0.011495
       分母:(1+0.01)14)-1=0.14947
      資本回収係数(CRF) =0.0769となります。
   1年間の償還元利金=3,500万円×0.076903(資本回収係数)
                269.2万円。

 この場合、試算の投資効果80万円だけでは、269.2万円の返済はできないことになります。
 投資効果額は不確定ですが、借入した借入金の269.2万円は確実でなものです。     
 では、どうしよう!
      経営者が判断することは、
       ■この時点で投資計画をあきらめる。
       ■いやいや規模や借入金等の見直しで独立採算が可能な規模を再検討する。
       ■規模拡大により部門を経営全体で不足分の約190万円を他の部門や経営全体・家計費と連動させて負担できるかを検討する。  
   この3つです。

       どれを行うかの意思決定と責任は経営者にあります(家族・役員等合意の下)!!

投資効果イメージ
     

 

<参考>新たな機械・施設等を導入する場合の投資計画の考え方
 投資をする場合複数の機械・施設を導入する場合が多いので、このような中で投資計画を立てる際には、それぞれ耐用年数の異なる設備等の年償却額の合計額を総事業費で除した年数を「総合耐用年数」として計算に用います。
 今回は、例として建物(耐用年数 14年)、機械(耐用年数 7年)で例示します。

総合耐用年数


  この場合、お金の目減りまで見込んで投資が可能かを「投資限界」から判断します。

    複数からの資金調達した場合の計算利子率は、下表(リンク)のとおり自己資金を含めて計算した場合、計算利子率は2.675%となります。

     資金調達と利子率計算の例
資金利子率表

    注:例ですので資金調達計画の組合せは、フィクションです。
  

   投資限界=資金回収見込額(純利益)×年金現価係数(PWF)
        設備投資額=U×(1+i)n-1/i(1+i)n 
            U::資本準収益     250万円
            i :計算利子率  2.70%
            n:資本回収期間  11年
                  分子:(1+0.027)11 -1=0.3405
         分母:0.027(1+0.027)11=0.036194
        設備投資額=250万円×9.4076(年金現価係数)
                  =23,519,000円
        つまり限界投資額は2,351.9万円となります。

    この場合、毎年250万円が回収できるかを検討してください。
  
 

 

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 最後に再度おさらいしますと、経営改善・向上のポイントは・・・
 ①キャッシュフローによる投資効果を確認しましょう。
 ②新規事業は、独立採算でまずは投資効果を検討しましょう。
 
③その上で、投資計画が現在の栽培・飼養体系へ影響するかどうかを検討しましょう。   
  
 です。今回紹介した内容を参考に経営のレベルアップを図りましょう!! 

※参考
農林水産省では、平成24年5月より、経営改善計画に沿った経営改善を着実に進めるため、「新たな農業経営指標」を作成し、取組の自己チェックと経営データの簡易診断が行えるようになりました。(農林水産省省HP参照:http://www.maff.go.jp/j/ninaite/shihyo.html

 

【お問い合わせ先】
栃木県農政部経営技術課
技術指導班
TEL:028-623-2322

 

「マルシェ栃木」で販路拡大!~平成25年度「マルシェ栃木」のご紹介~

 今回は、皆さんの農産物や農産加工品の販路拡大の取組を支援する「マルシェ栃木」のご紹介です。

 

~マルシェ栃木について~
 「マルシェ栃木」の取組や参加方法につきましては、平成24年11月の記事でも紹介しましたが、皆さんが普段考えている「こだわりの農産物を作るのは自信があるけれど、自分で販売先を見つけるにはどうしたらいいだろう?」などといったお悩みを解決するヒントとなる事業です。
(詳しくは、平成24年11月の記事(マルシェ栃木)をご確認ください)。     

 昨年までは、東京都内で農業者が自ら店頭に立ち、消費者に直接農産物等をPR・販売する「マルシェ栃木」や、料理人への食材活用方法の提案(試食も含む)や売り込み、意見交換を実施する「レストランシェフ等との食材提案会」を開催してきました。

 

マルシェ

 

 

 

 

 【マルシェ栃木】 

 

 食材提案会
  【レストランシェフ等との食材提案会】
~今年のコンセプト~
 取組をさらに進めるため今年度の「マルシェ栃木」・「レストランシェフ等への食材提案会」では、それぞれのコースにテーマを設けておりますので、参加される皆さんがそれぞれ興味のあるコースに参加できます。
 また、「今あるものをどう売るか?」から、「売れるものをつくる!」という視点を各回に盛り込んでいます。
 さらに、取引開始に当たって課題となっている「物流」、「帳合」などの仕組みを、各プロジェクトに組み込んでチャレンジできるようにしています。
 
 各回の開催内容は以下を参考にご覧ください。
   ◆今年度のマルシェ栃木
   ◆今年度のレストランシェフ等への食材提案会
  
 先月10月に開催したマルシェの出展者からは、
 『お客様との「共感」が大切だということがわかった。お客様のニーズや店舗の要望を踏まえて「共感」できる商品をつくり、こだわりを説明することの大切さを実感した。』
 『農家は農作物を作るだけでなく、販売までを含めて「農業」だということを、マルシェに出てみて改めて感じた。若い生産者にはぜひ実感してもらいたいと思う。』
 などといった意見が聞かれました。

 マルシェ栃木の取組に「参加してみたい!」、「参加してみたいけど、何をやっていいかわからない!」という場合には、下記までご連絡・ご相談ください。

 ぜひ、「マルシェ栃木」へ参加・登録いただき、「需要に即応した商品づくり」や「販路拡大」につなげてみませんか。

 

【問い合わせ先】
栃木県農政部経済流通課マーケティング対策班
電話:028-623-2299
メール:keizai-ryutu@pref.tochigi.lg.jp
または、最寄の農業振興事務所までお問い合わせください。

 

 

 
~マルシェ栃木について~
「マルシェ栃木」
の取組や参加方法につきましては、平成24年11月の記事でも紹介しています。この事業は、農産物や農産加工品の販路拡大の取組を支援する事業です。

 
昨年までは、農業者が自ら店頭に立ち、東京都内の消費者に直接農産物等をPR・販売する「マルシェ栃木」や、料理人への試食を含めた食材活用方法の提案や売り込み、意見交換を実施する「レストランシェフ等との食材提案会」を開催してきました。 
 ★詳しくは、平成24年11月の記事(マルシェ栃木)をご確認ください。                        

   
~今年のコンセプト~
 今年は、これらの取組をさらに進めるため、「マルシェ栃木」・「レストランシェフ等への食材提案会」のそれぞれにテーマのあるコースを設けし、皆さんがそれぞれ希望するプロジェクトに参加できます。
 また、「今あるものをどう売るか?」から、「売れるものをつくる!」ことを各回に盛り込んでいます。
 さらに、取引開始に当たって課題となっている「物流」、「帳合」などの仕組みを、各プロジェクトに組み込んでチャレンジできるようにしています

 ◆今年度の開催予定はこちら                         

 「参加してみたい!」、「参加してみたいけど、何をやっていいかわからない!」という場合には、下記までご連絡・ご相談ください。

 ぜひ、「マルシェ栃木」へ参加・登録いただき、「需要に即応した商品づくり」や「販路拡大」につなげてみませんか!

【問い合わせ先】
栃木県農政部経済流通課マーケティング対策班
電話:028-623-2299
メール:keizai-ryutu@pref.tochigi.lg.jp
または、最寄の農業振興事務所までお問い合わせください。

動物用医薬品の適正使用と残留防止対策について

 食品の安全・安心に対する消費者の関心が高まる中、生産者は畜水産物への動物用医薬品の残留防止等を徹底しなければなりません。 そこで今回は、動物用医薬品の適正使用についてまとめましたので、一読していただき、安全な畜水産物の生産に努めて下さい。

1.要指示医薬品
(1)要指示医薬品とは

 以下のア~ウに該当する医薬品を用いていますか?これらは獣医師から指示書の交付を受けた者でなければ購入できない農林水産大臣が指定した医薬品です。
  ア 使用に当たって獣医師の専門的な知識と技術を必要とする医薬品
  イ 副作用を起こしやすい医薬品
  ウ 耐性菌を発生しやすい医薬品
  
例えば、抗生物質、ホルモン剤やワクチン等が該当します。

(2)適正な購入と使用が重要です!
 
要指示医薬品は、下の図に示すとおり、購入にあたっては獣医師の診察に基づいた指示書の交付を受け、かつ畜産現場で指示内容のとおりに使用することが必要です。

☆ 要指示医薬品を使用する際には必ず次のことを守りましょう
 
① まずは受診

   必ず獣医師の診察を受けて、指示書を交付してもらいましょう。
 ② 医薬品の使用の際は

   交付された指示書の内容を遵守して投薬しましょう。 
 ③ 出荷の際は

   休薬期間や使用禁止期間を確認し、守りましょう。
 ④ 記録をつける

   要指示医薬品を使用した場合、必ず記録し、保管しておきましょう。


2.使用規制対象医薬品
(1)使用規制対象医薬品とは
 
以下の表示がある医薬品は「使用規制対象医薬品」です。使用者が遵守すべき基準(以下「使用基準」)が定めらており、この医薬品を使用する人は「使用基準」に従って使用しなければなりません。
 主に抗生物質・合成抗菌剤等が該当します。

(2)「使用基準」を必ず守りましょう!!
 
医薬品の成分・製剤ごとに、以下のア~ウの「使用基準」が定められています。医薬品の容器や添付資料の「使用上の注意」に記載されていますので、使用する前には必ず確認し、「使用基準」を遵守しましょう
 ア 使用対象動物  
   
使用対象動物以外には投薬してはいけません。
 イ 用法用量
   定められた用法用量どおりに使用してください。
 ウ 使用禁止期間  
   
「食用に供するためにと殺(水揚げ)する前の○○日間」 というように、と殺等までにその薬を使ってはいけない期間が定められています。次の例を参考に注意してください。なお、投薬日を基準に考える場合は「投薬後○○日間はと殺(水揚げ)禁止」と置き換えて計算しましょう。 

 また、投薬中や投薬後の家畜・畜舎・池等には表示をし、他の家畜・畜舎・池等と区別することが重要です。こうすることで、複数人で管理したり、投薬した作業者と出荷する作業者が異なる場合、連絡ミスなどによる医薬品の残留防止対策にもつながります。

(3)帳簿の記載
 
使用者は、次のア~カについて医薬品使用記録(帳簿)に記載して保管するよう努めることとなっています。出荷する家畜等は、この使用記録で使用禁止期間が経過し出荷可能な期日となっているか確認しましょう。
 また、伝票などの関係書類・記録は、問題が発生したときの重要な確認資料となるので、使用記録とともに確実に保管して下さい。
 ア 使用した年月日
 イ 使用した場所
 ウ 使用対象動物の種類、頭羽尾数及び特徴(耳標番号など)
 エ 医薬品の名称
 オ 用法・用量
 カ 使用した動物を出荷(と殺・水揚げ)することができる年月日


~最後に~
 
医薬品は家畜等の治療のほか、健康に育てるために必要なものですが、投薬後の家畜等から生産される畜水産物からは決して基準値を超える医薬品の残留があってはなりません。
 
 これからも動物用医薬品の適正使用を徹底して、安全な畜水産物の生産をお願いします! 


 

 

農作業時の安全確認を徹底しましょう!!

  • 「農業の安全は、家族の安全 今日も笑顔で『おかえりなさい』」
  • 「今日もあなたの帰りを待っている人がいます。」
  • 「少しの安全確認で事故は防げる。」

 上記の文章は、農林水産省と(株)日本農業新聞が実施した「2012年農作業安全ポスターコンテスト」で各賞を受賞されたポスターの文言です。

 一方で、現実をみると、本県では農作業による死亡事故が毎年発生し、平成14年から平成23年までの過去10年間に72名もの尊い命が失われている状況です。

図1

 

 ところで、皆さんは、【ハインリッヒの法則】を知っていますか?

『1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300のヒヤリ・ハットが存在する。』

という法則です。

 72件の死亡事故件数に当てはめてみると、「72の重大事故の背後には2,088の軽微な事故があり、その背景には21,600のヒヤリ・ハットが存在する。」ということ。気づかれないだけで、これだけたくさんの軽微な事故が発生し、危ない思いをしているということです。他人事ではないですね。

 因みに、【特に多いヒヤリ・ハット体験の事例】には次のようなものがあります。

  • 乗用型機械(トラクター、田植機、コンバイン)で、ほ場から退出するときに転倒しそうになった。
  • 畦畔で刈払機を使用しているときに、石が飛んできた、足を滑らせた。
  • 路上でトラクター等を運転中、右折時や後方車の追い越し時に接触しそうになった。
     
                            (栃木県農業協同組合中央会調べ(H24))

ヒヤリ・ハットを体験した場所及び体験時の使用機械
         (栃木県農業協同組合中央会調べ H24)  
         図5図4

 

 

 

 

 

  忘れてならないのは、このようなヒヤリ・ハット体験がある一方で、死亡するケースがあると言うことです。

 また、農作業死亡事故発生時の使用機械では、乗用型トラクターによるもの(転倒・転落、ロータリーへの巻き込まれ事故等)が最も多く、全体の約3割を占めています。

農作業死亡事故は、乗用型トラクターが最多!!

図2

 亡くなっている方の男女比としては、男性87.5%女性12.5%です。また、76.4%が65歳以上です。

 上記のヒヤリ・ハット体験のような状況時には、農作業事故に特に注意することが重要です。

 下記の農林水産省のホームページには、全国規模の農作業事故の原因等について、詳細な調査及び分析を行った結果をとりまとめた報告書が掲載されています。
 
事故原因が事例として整理されているので、農作業事故を防止するための参考にしてください。

事故事例(農林水産省HPへリンク)】
http://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/23taimen.html

図3
農林水産省HPより

 
 もう一度最初のポスターの文言を載せます。

  • 「農業の安全は、家族の安全 今日も笑顔で『おかえりなさい』」
  • 「今日もあなたの帰りを待っている人がいます。」
  • 「少しの安全確認で事故は防げる。」 

 大切な命と健康を守るため、安全第一で作業を行い、農作業事故を防止しましょう!! 

 

<問い合せ先>
栃木県農政部経営技術課
環境保全型農業担当
TEL:028-623-2286
FAX:028-623-2315

 

平成25年産飼料作物の利用について~再生草と稲わらの検査~

 平成25年産飼料作物は、地域や飼料作物の種類ごとに定められた放射性物質検査を行った上で、利用が出来るかどうかを判断しています。
 今回は、「再生草」と、新たに検査方針が決定した「稲わら」の2点についてお伝えします。

 1 再生草も必ず検査してから利用しましょう!

 以下の地域の永年生牧草と単年生牧草は、利用の前に給与前検査が必要です。

【永年生牧草】 那須町、那須塩原市、大田原市、矢板市、塩谷町、日光市、鹿沼市
【単年生牧草】 那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町

  1番草が利用可能となったほ場でも、再生草で放射性セシウム濃度が上昇する事例が散見されており、試験研究機関のデータでも同様の報告があります。
 安全・安心な畜産物の生産のために、再生草も必ず検査してから利用しましょう!

 牧草の放射性セシウムが高くなる原因のひとつに、土壌中のカリウム不足が考えられます。もしも、再生草で給与判断基準値を超えてしまったり、放射性セシウム濃度が大幅に上昇した場合は、下表を参考に土壌診断に基づいてカリウムを施肥しましょう。

 ~~ほ場中の交換性カリウム濃度目標値~~
 40mg / 100g

  カリ施肥量

放射性物質に関する土壌診断については、管轄の農業振興事務所へご相談ください。

※給与判断基準値 
  ・搾乳牛(分娩前2ヶ月以降の初妊牛を含む)・乾乳牛:50 Bq/kg
  ・その他の牛(育成牛・繁殖牛・肥育牛):100 Bq/kg

 

2 稲わらは県内全域でモニタリング検査を実施!

 平成25年産の稲わらは県内全域でモニタリング検査を実施します。
 検査の結果が判明するまで、流通・利用は自粛してください

 モニタリング検査では、飼料としての利用に加えて敷料・土壌改良資材としての利用も判断します。

~~那須町・那須塩原市・日光市の皆さま~~

 那須町・那須塩原市・日光市の皆さまは、飼料として利用する場合、上記のモニタリング検査に加えて給与前検査が必要です!流通・利用の可否は個別に判断することになりますので、必ず給与前検査を行ってください。

 ~~平成25年産稲わらの放射性物質検査~~

 H25稲わら検査

例えば…
 那須町の皆さまは、モニタリング検査の結果、土壌改良材としての利用が可能になっても、飼料として利用する場合は個別の給与前検査が必要です。
 鹿沼市の皆さまは、モニタリング検査の結果をもって、飼料として利用できるかどうか判断します。
 
 給与前検査が必要ない地域の方でも、検査を希望する場合は、管轄の農業振興事務所で検査することができます。事前に農業振興事務所にご相談ください。

 
~~稲わらは年内に収集を!~~

 稲わらは、刈取ったまま水田に長時間放置すると、時間経過とともに放射性セシウム濃度が上昇することが分かっています。出来るだけ早く、遅くても年内までに収集しましょう!

 

【問い合わせ先】
  農政部 畜産振興課 環境飼料担当
   TEL:028-623-2350 FAX:028-623-2353
   メールアドレス chikusan@pref.tochigi.lg.jp

水稲を適期に収穫して、今年も高品質米を!!

 つい先日田植えをしたと思ったら、いつの間にか二十四節気も『立秋』を過ぎ、お盆も終わりました。72候でいえば『寒蝉鳴(ひぐらしなく)』・・・秋はもう目の前です。
  
 さあ、25年産稲作シーズン(早植)もいよいよ大詰め!皆さん、収穫の準備を始めましょう。

 図1

今年は移植時こそ気温が低かったものの、5月中旬からは平年よりも気温が高い状態が続きました。梅雨もあっという間にあけてしまい、7月上旬の記録的な猛暑も重なって早植水稲の生育は進み、出穂期は平年よりも4~7日ほど早くなりました(図1、表1)。

表1

  出穂期が早くなれば、収穫期も早くなる可能性があります。
  8月2日に気象庁が発表した『関東甲信地方1か月予報(8月3日から9月2日までの天候見通し)』によると、向こう1か月の平均気温は【高い確率50%】、日照時間は【平年並または多い確率ともに40%】となっています。実際の天気がこの予報どおりであれば、順調に登熟が進み、収穫期は平年より早まります。

  ところで、昨年の出穂から収穫までの天気を覚えていますか?

  生育診断ほ(早植栽培)のデータを見直すと、昨年の出穂期は平年よりも2日早い程度でしたが、8月の気温は平年より2℃高く、日照時間は154%と多く経過したことから(図2)、成熟期が平年よりも5日早まりました。成熟期が早まったので、収穫も早めに行われていたかというと、そうでもないのが現状です。

   図2
   一般に、刈取適期は「帯緑籾率」(図3)と出穂後の「登熟積算気温」(出穂後の日平均気温の積算値)で判断し、【帯緑籾率10%(収穫開始)~3%(収穫終了)、登熟積算気温1,000~1,100℃】が適期です。 
   図3
    平成24年度の各地域の登熟積算気温から判断される適期は、さくら市が9月8日~12日、宇都宮市が9月5日~8日、小山市が9月1日~4日でした。しかし、どの地域もこの期間にようやく収穫が始まり、9月15日~17日に収穫盛期を迎えていました。
     
 この頃の稲は、籾が完全に黄化していました(写真1)。
写真1

   栃木米は胴割が多いという消費地の声があり、改善を求められています。その主な原因として考えられるのが「刈り遅れ」です。
   登熟積算気温が900~1,000℃を越えると胴割れの発生が始まることが知られており、早期落水でその傾向が助長されます(図4)。
図4

    ここ数年出穂後収穫まで高温が続くようになり、高温障害対策としてかん水が実施されるようになりました。以前に比べ、収穫近くまでほ場にある程度水がある状態になっていて、早期に落水しているほ場は少なくなっていると推定されますが、胴割れ粒は毎年発生し、品質低下の主要因となっています。

    したがって、現場では「刈り遅れ」て胴割れが発生しやすい状況を作り出していると考えられます。
 
 ※高温状態に注意
    8月に高温状態が継続すれば、今年も早植栽培の収穫が、昨年と同様に平年より早まります。県南部では8月20日過ぎ、県中部では8月末から稲の帯緑色籾率をこまめに確認し、各地の農業振興事務所やJA等からの情報も参考にしながら、適期に収穫を始めましょう。

<問合せ先>
栃木県農政部経営技術課
技術指導班
TEL:028-623-2322

トマト黄化葉巻病はこうして防ぐ!!

 トマト黄化葉巻病(写真1)は、タバココナジラミ(写真2)が媒介するトマト黄化葉巻ウイルス(Tomato yellow leaf curl virus)の感染により起こるウイルス病で、栃木県では、平成17年度以降、継続した発生が見られ大きな問題となっています。

 写真1

 

 本病の発病後は開花しても結実しないことが多く、生育初期に感染すると収穫皆無となることもあります
 このように被害が大きい病害ですが、きちんと防除を行えば、発生を封じ込めることが可能です。

 

【防除の考え方】

 黄化葉巻病の伝染、及び主な感染経路と防除対策について、下図に示しました。

 タバココナジラミは、野外では越冬できないため、施設内で越冬しています。そして、気温の上昇とともに施設外に飛散し、野外のトマトや雑草等で増殖後、再び次作に施設内へ侵入するため、虫の発生は途切れることがありません。

 このため、虫とともに黄化葉巻病の発生は継続してしまいます。

図1

 黄化葉巻病は一度発病すると回復しないため、伝染源となる発病株の抜取り処分と、媒介虫(タバココナジラミ)の防除が必要です。

 

①薬剤防除

 薬剤散布の際には、下表を参考に薬剤を選定し、ローテーション散布を行ってください。育苗期から定植時にネオニコチノイド系の粒剤を使用した場合、定植後はそれ以外の系統の薬剤を散布しましょう。

表1

 

 上記の防除対策に加え、今の時期、特に重要となるのが、「施設内のタバココナジラミを野外に逃がさない」対策です。

 

②防虫ネットや黄色粘着版による防除

 防虫ネット等を設置し、施設内のタバココナジラミが野外に逃げることを防ぐとともに、黄色粘着板によってタバココナジラミを捕殺しましょう。

 

③蒸し込み

虫の飛散を防ぐためには、冬春(越冬)トマト栽培終了時に、ハウスを閉め切り高温とする蒸し込みを行い、施設内の虫を死滅させることが非常に有効です。
写真3

 

 防除対策を徹底することで、病害を発生させないようにしましょう!!

 

※ 農業環境指導センターHPでは、病害虫の発生予報、各種病害虫の薬剤感受性検定結果、病害虫天敵図鑑等、各種病害虫情報を随時公開しています。
農業環境指導センターHP http://www.jppn.ne.jp/tochigi/

 

【問い合わせ先】
栃木県農業環境指導センター
電話028-626-3086
メールnougyou-ksc@pref.tochigi.lg.jp

 

水稲の放射性セシウム吸収抑制対策とカリのはたらき

 今回は、水稲の作付前のこの時期に、水稲の放射性セシウム吸収抑制のための対策についてご紹介します。

☆ カリは、どうして放射性セシウムの吸収抑制対策にいいの?

☆ カリは、たくさんやればやるほど効果あるの?

☆ いつやればいいの?

☆ どんな資材がいいの?

☆ 毎年やるの? 

  といった点について、復習も兼ねてひとつずつ見ていきましょう!

 

1 カリは、どうして放射性セシウムの吸収抑制対策にいいの?

  放射性セシウム(略してセシウムと呼びます)は、土の中で粘土鉱物といわれるものに強く結びついているものと、プラスの手(荷電)をひとつもった陽イオンとして土の中のマイナスの手(荷電)に結びついているものがあります。

  一方、植物の根は、カリウムイオンを取り込む部分を持っています。土壌中のカリが不足すると、プラスとマイナスで結びついているセシウムの一部は、この部分などから植物に取り込まれてしまいます。

  だから、土の中のカリが不足しないよう施用することが、放射性セシウムの吸収抑制対策に有効なのですなお、粘土鉱物に強く結びついたセシウムは、植物に吸収されることはありません。

 

2 たくさんやればやるほど効果あるの?

  目安以上にやっても効果は頭打ちとなります。

  水稲では、土壌中のカリが少ない場合、(独)農研機構(中央農研センター)で示している25mg/100g(土壌中のカリ濃度)を下回る場合は、放射性セシウムを吸収しやすくなることがわかっていますので、25mg/100g以上が目安になります。ただし、栃木県の平成24年産米のモニタリング検査で50Bq/kgを超えた地域では、更に高い35mg/100gを目標にします。

  なお、土壌分析ができない場合は、表1を参考に基肥で塩化カリを施用します。そして通常の三要素の施肥をします。 

表1 塩化カリ施用の考え方(10a当たり)

 

3 いつやればいいの?

  水稲の場合、基肥の時期の施用が、最も効果的です(図1)。

図1

図1 塩化カリの施肥時期による吸収抑制効果の比較 (平成25年1月福島県 農林水産省「放射性セシウム濃度の高い米が発生する要因とその対策について」)より転載

 

4 どんな資材がいいの?

  塩化カリ以外でも効果はありますが、塩化カリが最適です(図2)。

図2

図2 塩化カリとケイ酸カリの吸収抑制効果の比較

(平成25年1月福島県 農林水産省「放射性セシウム濃度の高い米が発生する要因とその対策について」)より転載

 

5 毎年やるの?

  施用されたカリは一年でほとんどなくなりますので、毎年施用する必要があります。将来、カリの施用量を減らしていくためにも、稲わらや堆肥のすき込みを併せて行いましょう。

 

終わりに

  今回は、カリに焦点をあてて、その重要性を確認しましたが、セシウム吸収抑制対策には、深耕や土づくりも重要です。総合的な対策で、セシウムの吸収を抑えましょう! 

参考:農業における放射性物質吸収抑制対策について(栃木県HP)
http://www.pref.tochigi.lg.jp/g04/kannkyou/kyuusyuuyokusei.html 

 

【問い合わせ先】

栃木県農業革新支援センター
(農政部経営技術課技術指導班)
TEL:028-623-2322
Mail:agriinfo@pref.tochigi.lg.jp

水稲の品質を低下させる「斑点米カメムシ類」を効果的に防除しましょう!

 斑点米カメムシ類(以下、カメムシ類)は、ウンカ類(※)と並び、水稲の主要な害虫です。近年では、県内各地で発生が見られ、問題となっています。 

 カメムシ類は登熟中のイネ科植物の穂を好むため、出穂した水稲の籾を吸汁し、斑点米を発生させます(写真1)。斑点米が混ざると、玄米の等級落ちの原因になるため、カメムシ類の防除は、水稲の病害虫防除の中でも重要な作業の一つです。

※ 1月31日掲載「「芝焼き」に代わる病害虫の防除方法について」参照

◆県内の水稲で発生する主なカメムシ類

 県内で発生する主なカメムシ類は、大型のカメムシ類(クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ)と小型のカメムシ類(アカヒゲホソミドリカスミカメ、アカスジカスミカメ)の大きく2つに分けられます(写真1)。

 

◆水稲に害を与えるカメムシ類の生態はどのようになっているのでしょうか?

 県内の水稲のカメムシ類による被害は、主に大型のカメムシ類によるものです。
 大型のカメムシ類は成虫のまま山林等で越冬し、6~7月頃イネ科雑草地で繁殖します。そして、ヒエ等のイネ科雑草や水稲が出穂すると、水田内に飛び込みます。

 このため、あぜ道の枯れ草の焼却では、林で越冬する大型カメムシ類の成虫は防除できません

 あぜ道等の枯れ草の焼却は、害虫の防除手段としては、効果が低い手段です。
 加えて、平成25年3月1~18日までに発生した、下草、枯れ草火災は121件で、昨年3月分(36件)の3倍を上回っています(下野新聞社調べ)。また、平成23年以降、死亡事故も2件発生しています。 

 

それでは、カメムシ類はどのように防除したら良いのでしょうか。 

 カメムシ類の被害を防ぐには、水稲の出穂期前から畦畔及びほ場内のイネ科雑草の発生を抑えること、特に、イネ科雑草を出穂させないことが最も重要です。

 次の対策を行ってカメムシ類が発生しにくい環境を整え、被害を防ぎましょう。

 (1) 水田周辺の除草(畦畔2回連続草刈り)

 農道や畦畔のイネ科雑草は、水田内に進入する際の中継地点となります。

 水稲出穂2~3週間前と水稲出穂期頃(一度草刈りしたイネ科雑草が出穂する前)の2回除草を行いましょう(図1)。

(2) 水田内の除草

 水稲の出穂前に結実するヒエの穂、イヌホタルイの小穂はカメムシ類の誘引源・発生源となるので、結実までに除草します。

(3) 薬剤防除

 穂揃い期にカメムシ類が水田内で確認できた場合は、乳熟初期(出穂期7~10日後)までに適用のある薬剤で防除を行ってください。

 また、県内の多くの地域で、無人ヘリコプターによるカメムシ類の防除が行われていますが、散布計画や機体数等の理由により、防除適期を外している事例が見られます。

 適期防除を心がけるとともに、薬剤散布後もカメムシ類の発生が多い場合は、7~10日間隔で1~2回の追加防除を行いましょう。

 

終わりに

 カメムシ類が多発すると、斑点米を発生させ、玄米の品質に大きな影響を及ぼします。ここで紹介したような防除技術を組み合わせて、カメムシ類の適切な防除を行い、斑点米発生による玄米品質の低下を防ぎましょう!

問い合わせ先
栃木県農政部経営技術課
環境保全型農業担当
TEL:028-623-2286
FAX:028-623-2315

 

平成25年産飼料作物の利用について

  栃木県では福島第一原子力発電所事故以来、飼料作物のモニタリング検査を実施し、安全性の確保を図ってきました。
サンプリング牧草サンプル
 
 平成24年産の検査結果では、永年生牧草が県内6市町で利用自粛になった他、単年生牧草においても、給与前の個別検査でやや高いものが散見されました。
 これらのことから、安全・安心な畜産物の生産を進めていくため、平成25年産飼料作物においても、以下の対応により飼料作物の安全性を確保していきます。

【モニタリング検査】:地域ごとに立毛のものを抽出検査して収穫の可否を判断し、収穫可能
              となった場合のみ給与前検査を実施します。
【給与前検査】:牛の口に入る前の飼料を個別に検査し、給与・放牧の可否を判断します。

~~平成25年産飼料作物の放射性物質検査一覧~
平成25年産飼料作物検査一覧

 

◎ 平成25年産飼料作物は、地域ごと、飼料作物ごとに利用に当たっての対応が異なりますので自分の飼料作物が利用できるかを上表で確認ください。

灰色部分の飼料作物は利用自粛となります。永年生牧草地は除染を、野草・畦畔草等は
  刈取り等の管理を行いましょう※。
黄色部分の地域の飼料作物は、安全性を確認した上で利用の可否を判断しますので、
  与・放牧は自粛し、事前に必ず県の検査を受けてください。
水色部分については、流通・利用可となりますので、青刈り給与、放牧に加え、サイレ
  ジや乾草に調製したものも給与できます。
◇ なお、林地の草については県内全域で利用自粛となりますので、注意ください。

例えば…
那須塩原市の除染済永年生牧草は、給与前検査により流通・利用の可否を個別に判断します。
県東地域の永年生牧草は、除染の有無に関わらず、流通・利用が可能です。

(上表及び※部分の説明は5月1日の改正後の内容です。) 


 なお、「流通・利用可」となっている地域で飼料作物を生産している方でも、自家産牧草の検査を希望する場合は、管轄の農業振興事務所で検査することができます。事前に最寄りの農業振興事務所に相談してください。


~~給与・放牧の給与判断基準値~~
◇ 平成25年産飼料作物は、以下を基準として給与や放牧ができるか判断します。
  ★搾乳牛・乾乳牛は50ベクレル/kg 
      
※分娩2ヶ月前以降の初妊牛を含む
  ★育成牛・繁殖牛・肥育牛は100ベクレル/kg
                        
 
◇ 特に乳用牛を飼養する方は注意してください。

 

~~牧草等の利用に当たって注意していただきたいこと~~
1 自給飼料(野草を含む)の給与は量を適切に
 ・安全安心な畜産物生産のため、提示された給与量の目安を守ってください。
 ・出荷時に出荷の可否や飼い直しの判断ができるよう給与量の記帳をお願いします。

 2 収穫調製作業は丁寧に
 ・刈取高を高めに設定したり、土壌を巻き上げないよう丁寧に作業を行ってください。
 ・林地周辺は、セシウム濃度が高い可能性のある落葉等の混入を防ぐため、出来る限り作付けしないか、作付け・収穫する場合も別作業とし、区分保管をしてください。

3 機械や飼料庫の清掃を十分に
 ・以前に収穫した牧草等や作業時に混入した土壌により、収穫物が汚染されないよう、収穫作業前に収穫機械や飼料庫等の清掃を十分に行ってください。

4 飼料は区分保管するロール保管
 ・自給飼料が有効に利用できるよう、収穫後のロール等は収穫場所、収穫時期、牧草の種類等ごとのロット管理を徹底してください。

 

 
 

 【問い合わせ先】
農政部畜産振興課環境飼料担当
TEL:028-623-2350 FAX:028-623-2353
メールアドレス chikusan@pref.tochigi.lg.jp