稲わら・稲発酵粗飼料(稲WCS)の利用について

 今秋は天候不順でなかなかいい天気が続きませんが、稲わらの収集や稲WCSの収穫は終わりましたか?

 さて、栃木県では昨年の福島第一原子力発電所事故以来、飼料作物の安全性を確認し、流通・利用の可否を判断するために飼料作物の種類ごとにモニタリング検査を行ってきました。
 

イネWCS収穫作業飼料イネの給与

 平成24年産の稲わら・稲WCSについても、9月10日から10月31日にかけてサンプリングし、分析した結果、県内すべての地域で暫定許容値(牛用飼料100Bq/kg・水分含量8割ベース)以下となり、流通・利用が可能となっています(下表参照)。  

平成24年産稲わら・稲WCSのモニタリング検査結果 

 モニタリング検査結果の詳細は県HP(http://www.pref.tochigi.lg.jp/g06/houdou/24inewcs2.html)をご覧ください。

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       ★★★皆様に今後注意してもらいたいこと★★★

 これから稲わらの収集、稲WCSの収穫を行う場合は、次の点に注意しましょう!

【その1】
 雨水が土壌表面に落下して、そのはねかえりにより汚染された土壌が稲わらに付着するなどの影響を最小限にするためにも、できる限り早い時期に収集・収穫してください
                「極力 年内に収集を!」

 「稲わらはほ場に長く置いて雨に当てたほうがアクが抜けていいわらになるんだ!」と思っている方はいませんか?

 放射性セシウムが降下してしまった現状では、長く置くほど汚染リスクは高まります。リスク低減のために、なるべく早く収集しましょう。

【その2】
 収穫時に泥はねなどがない様、田面が固まり、稲わらが乾燥してから収集作業を行ってください。

【その3】
 反転作業はテッダの速度を落とし、土壌を巻き上げないよう丁寧に行ってください。また、可能な限り反転回数を少なくしましょう。

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  永年生牧草が県内6市町で給与自粛となっていることや野草が県内全域で給与自粛となっていることから、稲わらや稲WCSが貴重な粗飼料となっている農家の皆さんも多いと思います。 

 稲わらの収集、稲WCSの収穫を行う場合は、収穫調整に細心の注意を払って、放射性物質の影響の少ない粗飼料の確保・利用に努め、経営の安定化と安全・安心なとちぎの畜産物の生産を進めていきましょう。

 また、利用する稲わら・稲WCSの放射性セシウム濃度を確認したい方は、管轄の農業振興事務所で検査することができます。

 検査を希望する場合は、事前に最寄りの農業振興事務所に相談してください。

【問い合わせ先】
  畜産振興課環境飼料担当
  TEL:028-623-2350 FAX:028-623-2353
  メールアドレス chikusan@pref.tochigi.lg.jp

※ 栃木県農政部の情報は、「とちぎファーマーズチャレンジネット(http://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/)」や「栃木県農政部ツイッター(http://twitter.com/tochigi_nousei)」でも発信していますので、是非、ご利用ください。