マルシェ栃木のご紹介

 今回は、販路拡大の取組を支援する「マルシェ栃木」のご紹介です。

 第1回目のブログにあったとおり、「プロ農家」とは、「生産技術の向上」はもとより、「需要に即応した商品づくり」や「販路拡大」など、自らの創意工夫と判断により、経営の高度化に取り組む先進的な農業経営者(農産物や加工品の販売額が3,000万円以上)のことを示しています。

 ・・・とは言いましても、

 「需要って、どうやって把握すればいいの?」

 「こだわりの農産物を作るのは自信があるけど、自分で売り先を見つけるにはどうしたらいいだろう?」

 などと、お悩みではないでしょうか?

 県では、このようなお悩みを持った農業者の販路開拓を支援するため、東京都内に「マルシェ栃木」を開設すると共に、「レストランシェフ等との食材提案会」を開催しています。

 また、「マルシェ栃木」や「食材提案会」への出展前後に、明らかとなった生産上や取引上の課題を解決するために、アドバイザーを派遣しています。

  「マルシェ栃木」では、農業者が自ら店頭に立ち、東京都内の消費者や実需者に直接農産物等をPR、販売する場を開設しています。

 特に、本年度は、より感度の高いお客様のニーズを把握し、「高付加価値販売」を実現することを目的として、松坂屋銀座店を会場に開催しています。

 「マルシェ栃木」を活用し、消費者への対面販売を通じて、消費者ニーズを把握し、需要に即応した商品づくりを進めていただければと考えています。

 マルシェ栃木の様子

 また、「マルシェ栃木」の一環として、「レストランシェフ等との食材提案会」を開催し、レストランシェフへの試食を含めた食材活用方法の提案や意見交換などを通じて、シェフの求める商品づくりや販路の拡大につなげていただこうと考えています。

 今年度は、開催したホテルと商談を進めている商品も出てきています。

                              食材提案会の様子

 さらに、アドバイザー派遣では、農産物生産・販売・加工に見識の高い、5名の方々を委嘱し、商品企画から販売方法まで、「魅せる商品づくり」をコーディネートしていただけます。また、販路拡大や加工品開発などの相談にも乗っていただけます。

                         アドバイザー派遣の様子

 これまでに参加された農業者の皆様からは、

・消費者や流通業者の意見を直接聞くことで、「農産物生産」から「商品を作る」という意識に変わった。

・専作農家だったが、洋野菜の作付けを始めるようになった。

・新たな取引をきっかけに、取引先からのアドバイスを元に新商品を開発した。

 といった意見をいただいています。

 「マルシェ栃木」の対象者は、

①県内に住所を有し、販路開拓に意欲のある農業者等(法人、個人は問いません)

②味・色・栽培方法などにこだわった農産物(青果物、米、畜産物、加工品等)の生産に取組んでいる農業者等

③農産物、加工品等の製造、販売に当たり必要な法令を遵守していること

 です。

 ぜひ、「マルシェ栃木」へ参加・登録いただき、「需要に即応した商品づくり」や「販路拡大」につなげていただければと思います。

 参加を希望される方は、下記までご連絡ください。

【問い合わせ先】
栃木県農政部経済流通課マーケティング対策班
電話:028-623-2299
メール:keizai-ryutu@pref.tochigi.lg.jp
または、最寄の農業振興事務所までお問い合わせください。

※ 栃木県農政部の情報は、「とちぎファーマーズチャレンジネット(http://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/)」や「栃木県農政部ツイッター(http://twitter.com/tochigi_nousei)」でも発信していますので、是非、ご利用ください。

重点戦略A「本県農業をリードするプロ農家の育成」を紹介します

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 本ブログの記念すべき第1回目は、現在、重点的に取組を進めている「重点戦略A:本県農業をリードするプロ農家の育成」の紹介です。

 さて、みなさん「プロ農家」聞くと、どのようなことをイメージするでしょうか。

 「農業に熱心に取り組み、優れた技術に身につけた農家」、「農業技術のみならず、経営的にも優れている農家」、「企業的な経営感覚を持った農家」などを頭に浮かべる方が多いかもしれません。

 いずれも「プロ農家」には必要なものですが、県では、平成23年3月に策定した「とちぎ農業成長プラン」において、次のように整理しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~プロ農家とは
 高い技術力を活かした生産性の向上や需要に即応した商品づくり、販路拡大など、自らの創意工夫と判断により経営の高度化に取り組む先進的な農業経営者。
 その基準は「農産物や加工品の販売額が3,000万円以上」としています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 販売額3,000万円以上と聞くと、驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、農業所得で言い換えれば概ね1,000万円以上になります。

 認定農業者制度が始まった当初の目標所得水準と同じレベルであることを聞けば、納得される方も多いのではないでしょうか。

 県では、とちぎ農業成長プランの重点戦略の一つに「本県農業をリードするプロ農家の育成」を位置づけて、現在、関係者との協働や役割分担を図りながら、積極的に推進しています。

 では、まずその概要を紹介したいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~【重点戦略A「本県農業をリードするプロ農家の育成」の概要】

 プロ農家の育成に当たっては、大きく3つの取組を進めています。

 まず、プロ農家の卵となる新規就農者を農業の内外から戦略的に発掘するステージ1「プロ農家を目指す“人財”の確保」に取り組んでいます。

 このステージ1により確保・育成した“人財”を、経営の発展段階に応じて、プロ農家となるためのマインドやスキル等を戦略的に養成するステージ2「プロ農家の実践的養成」の取組で支援していきます。

 さらに、経営者として一人立ちした後は、経営の拡大や法人化、雇用の活用など、プロ農家の更なる飛躍を戦略的に支援するステージ3「農業経営の高度化支援」の取組を進め、プロ農家を積極的に養成していくこととしています。

 
 次は、重点戦略の具体的な取組です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~【重点戦略の具体的な取組】

1.プロ農家を目指す“人財”の確保(ステージ1)

○ 意欲的な新規就農者を確保するため、就農・定着に向けた取組の強化を進めています。具体的には、就農前の研修期間(年間150万円、最長2年間)や就農直後(年間150万円、最長5年間)の所得を確保する青年就農給付金事業の取組を進めています。

○ また、就農・定着に向けた取組を強化するため、就農者への重点指導の実施や就農希望者に対する農地情報等の提供を進めています。

 今年は、一定の農業技術を習得し、担い手の不足する地域に就農する新規参入者等に対して、就農に必要な施設・機械等の購入経費の一部を支援しています。

<支援のイメージ>


 2.プロ農家の実践的養成 (ステージ2)

  このステージでは、経営の発展段階に応じた研修等
の充実を図り、農業者自らが行う課題解決に向けた取
組を重点的に支援しています。

 経営の高度化を目指す農業者を対象に「とちぎ農業
ビジネススクール」の開催や、認定農業者等に対する
経営改善の支援を進めています。

 

3.農業経営の高度化支援 (ステージ3)

 この取組では、魅力ある農業経営となるよう、個々の
実情に応じた経営の高度化を支援しています。

 具体的には、マルシェ栃木により、意欲ある農業者に
対して、商品開発支援や販路開拓に向けた助言、商談
会への出展等を支援するとともに、新たに加工・販売に
取り組む農業者グループへの施設整備等を支援してい
ます。

 さらに、経営の法人化に向けて、研修会や個別経営相談会を開催しています。

<支援のイメージ> 

    

 

 以上が、現在取り組んでいる重点戦略A「本県農業をリードするプロ農家の育成」の主な内容です。

 県内のプロ農家については、平成22年度時点で882経営体となっており、これを平成27年に1,200経営体まで増やす目標を掲げています。

 この取組を進め、多くのプロ農家を育成し、本県農業の活性化を図り、成長産業として発展していくことを目指していきたと思いますので、みなさんの、ご理解、ご協力をお願いいたします。

 

【問い合わせ先】

経営技術課経営体育成担当 電話028-623-2317 メールagriinfo@pref.tochigi.lg.jp
または、最寄りの農業振興事務所の経営普及部までお問い合わせください。

※ 栃木県農政部の情報は、「とちぎファーマーズチャレンジネット(http://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/)」や「栃木県農政部ツイッター(http://twitter.com/tochigi_nousei)」でも発信していますので、是非、ご利用ください。