【観光農園特集】ブルーベリーの摘み取り体験、自家製スイーツが魅力の「花農場あわの」へ!

「花農場あわの」では、ブルーベリーが旬を迎えています。約1ヘクタールの敷地内にある農場で100本ものブルーベリーを栽培しているこちらでは、6月から8月中旬までブルーベリーの摘み取り体験が楽しめます。「安心安全な食材を提供するため、無農薬・化学肥料不使用で栽培しています」と、代表の若林ふみ子さんがこだわりを話してくれました。

若林さん自身も農業を営み、以前は農村女性のコミュニティ「あわの町生活改善クラブ」の会長を務めていました。旧粟野町は東京都墨田区と姉妹都市協定を結んでいたこともあり、都内のイベントで地元産の農産物を提供することもあったそうです。

「キュウリやナスは新鮮なものほどトゲがありますが、『トゲは痛いから、ないものを購入したい』というお客様の声を聞き、首都圏の方は野菜本来の味を知らないのだと気付いたんです」と、当時を振り返る若林さん。その出来事がきっかけで「本当においしいものを食べてもらいたい」と一念発起し、1998年に同クラブのメンバー7名と共に「花農場あわの」を開業しました。

農場のハーブやブルーベリーは、スタッフの手で丹精込めて育てられています。ブルーベリーもオープン時に植えたもので、品種はハイブッシュブルーベリーだそう。木によって早咲き・遅咲きがあり、取材時は早咲きの収穫を終え、遅咲きの木に若い実がなっていました。果実が熟すと、緑から赤、紫黒色へと変化していきます。実が大きくなり、黒く色づいてきたら食べごろなのだとか。毎年この時期に訪れるリピーターも多いそうです。

敷地内の農家レストラン「ミントハウス」では、地場野菜やハーブを使った料理のほか、季節のスイーツを提供しています。今の季節は、農場で収穫したブルーベリーを使ったタルトやジュースが味わえます。タルトは果実たっぷりで、ジュースは驚くほど濃厚! ブルーベリーをふんだんに取り入れた贅沢なメニューです。

店内では、自家製のジャムやクッキーなどのオリジナル商品も販売しています。保存料や添加物は不使用なので、安心して食べられるのもうれしいですね♪ ブルーベリーの商品も発見! お土産にも喜ばれそうです。

「ドライフラワーのリース作り」「押し花コースター」など、ハーブや草花を使ったワークショップも開催しています。

「スタッフみんなで、どうしたらもっと楽しんでもらえるか試行錯誤しています。お客様に喜んでいただけることが何よりもうれしいですね! 美しい景色を眺めながら食事をしたり、約200種類の草花が咲くガーデンでハーブの香りを楽しんだり、この地ならではの自然を満喫してもらいたいです」と若林さん。皆さんが温かい笑顔で迎えてくれるのも、再訪したくなる理由の一つなのだと感じました。

お近くの方は足を運んでみてくださいね♪

【所在地】栃木県鹿沼市中粕尾423

【摘み取り期間】6月~8月中旬

【開園時間】11:00~16:00

【休園日】無休(12月~3月は火曜定休)

【入園料】無料。摘み取った分は100g180円でお持ち帰りいただけます。

【電話】0289-83-7787

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撮影日:2021/7/16

撮影地:栃木県鹿沼市中粕尾423

撮影MEMO:花農場あわの

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