【観光農園特集】鳥のさえずりが響く「ブルーベリーふみの里」で摘み取り体験♪

夏に旬を迎えるブルーベリー。ツツジ科の植物で、品種にもよりますが6月上旬から9月上旬まで熟した実を味わえます。

JR小金井駅から徒歩15分ほどの「ブルーベリーふみの里」は、小山市観光ブルーベリー摘み取り園の1つ。8月のお盆の頃まで摘み取り体験ができます。直売もしており、ひと粒ずつ手摘みし丁寧に選別を行ったパック詰めのほか、銅釜で煮詰めた手作りジャムや果汁100%ジュース、シロップなどの加工品を購入できます。

「21年経った今も、ブルーベリーを栽培して良かったって思っています」と磯貝サトさん。夫の文男さんと二人三脚で農園を営んでおり、もともとは養蚕を行っていました。その後、野菜栽培に移行し、文男さんが体調を崩したことを機に、フミさん一人でも世話のできるブルーベリーの栽培を始めたそうです。農園名は文男さんからサトさんへの愛を表現しているのだとか。

「農家って言い方でなくて、百姓。それを私はやれることがしあわせだなと思って。百姓ってただ米や麦を作るのが百姓と、古い頭では思っていましたけど。お父さんが野菜作りでもなんでも上手だったからね。お父さんのリードが良かったから、なんでもやらせてもらえて。分かんないことに挑戦するのは楽しいですよね」。

ウグイスの鳴き声が聞こえてくる、清々しい園内。ブルーベリーの木々の間を歩いていると、ふかふかの土の感触も心地よく、自然が身近に感じられます。「山鳩やコジュケイも鳴くし、キジは来るし。あと何だっけ、いっぱい来るんですよ。私、タヌキにも一回出会ったことあるんですよ。畑にいても楽しみなの」とサトさん。コジュケイはニワトリみたいな鳥だそうです。

大粒でフルーティーな早生種のスパルタングロー、小粒ながらも濃厚な品種や酸味と甘みのバランスが良いもの、芳醇で高糖度など、約40種類を栽培しています。生でそのまま食べることがき、収穫時期によって違う種類の味わいを楽しめるのもブルーベリーの魅力。農薬は極力使わないよう、散布量や回数は最小限に抑えているそうです。

食べごろの見極めは、実に粉のようなブルームが付いていること。深い紫色の完熟ブルーベリーは指先でつまむように持つと、コロンと枝からはずれてくれます。小さなお子様でも手が届くほどの低木が多く、家族みんなで楽しむことができます。

訪れた日は、梅雨時だったこともあり「やっぱり、お日様が出ないとダメですよ。甘くておいしいのっていうと、太陽の光がないとね。雨ばっかり降っていると、水っぽくなっちゃうと思うの」とサトさんは話します。梅雨が明けて本格的な夏に入ると、甘みも増してくるそうです。ぜひ季節ならではの味覚を楽しんでみてくださいね!

お近くの方は足を運んでみてくださいね♪

 

【所在地】栃木県小山市荒井439-22

【摘み取り期間】6月中旬~8月中旬

【開園時間】9:00~17:00

【休園日】火曜(生育状況によって変更となる場合もあります)

【入園料】お一人様300円。摘み取った分は100g180円でお持ち帰りいただけます。

【電話】0285-23-5747

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撮影日:2021/7/14

撮影地:栃木県小山市荒井

撮影MEMO:ブルーベリーふみの里

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