2026.4.2

旬だより

つやつや、もっちり!おいしさ光る「とちぎのお米」

稲穂の写真


三方を山に囲まれ、関東平野が広がる栃木県。実はお米の生産量も全国有数なのです!
おいしさ自慢の「とちぎのお米」。県内外から選ばれる魅力をたっぷりお届けします。


「とちぎのお米」のおいしさの秘訣


肥沃な大地と豊富な水源に恵まれた栃木県では、地の利を生かしたお米づくりも盛んです。
とちぎのお米は、なんといっても「おいしさ」が自慢。日本穀物検定協会が実施しているお米の味に関するランキング(食味ランキング)では、最高評価の「特A」を何度も受賞しています!


強い日差しによって夏の日中は30℃を超える暑い日が続く栃木県ですが、雷を伴った夕立によって夜間の気温はぐっと下がります。この大きな寒暖差があるからこそ、甘みとうまみがあり、ふっくらと香り立つお米ができあがるのです。


魅力たっぷり!とちぎのお米たち


栃木県では、全国屈指の生産量を誇るコシヒカリを中心に、栃木県で開発されたブランド米も多く生産されています。魅力あふれるとちぎのお米をご紹介します。


コシヒカリ:もっちりツヤツヤ!香り高いおいしさ



コシヒカリ


米どころ栃木県の代表ブランド「コシヒカリ」は、甘み・粘り・みずみずしさ・歯ごたえすべてのバランスの良さが自慢です。
1957年に栽培が開始されてから順調に作付けが推移し、1966年には栃木県でもっとも作られる品種になりました。近年では2018年、2019年、2021年、2023年、2024年に食味ランキングで最高評価の「特A」を獲得!その座を不動のものとしています。



なすひかり:大きな粒で食べ応えバッチリ!ぎゅっと詰まった「うまみ」をおとどけ



なすひかり


コシヒカリよりも収穫が早く、主に県北地域で多く栽培されている「なすひかり」は栃木県のオリジナル品種。
食味ランキングでは、2010年から2015年まで6年連続、さらに2018年から2019年にかけても「特A」を獲得しています。豊富な水源が夜の気温を下げ、日中にたっぷり浴びた太陽の光により「うまみ成分」をぎゅっと凝縮。一粒一粒が大きく、ふっくらとしたおいしいお米に育ちます。



あさひの夢:たくさん実ってしっかりおいしい!安定品質で根強い人気



あさひの夢


県内で2000年から生産が本格的に始まった「あさひの夢」は、主に県南部で栽培されています。
「あさひの夢」の特長は、病気や倒伏に強く、たくさん収穫できること!やや大粒で食べ応えがあり、さっぱりとした味わいです。外食企業や中食企業から根強い人気があります。



キラリと輝く「とちぎの星」って、どんなお米?


栃木県ではたくさんの魅力的なお米が育てられていますが、そのなかでも近年注目を集めているのが「とちぎの星」。「未来をつないでいくためのお米」とも言われる「とちぎの星」の魅力をご紹介します!


ぷくっと大きく、豊かな甘み。「とちぎの星」のここがすごい!





とちぎの星


2015年産・2017~2019年産 の食味ランキングでは「特A」を獲得し、令和の大嘗祭(だいじょうさい)※では献上米にも選ばれた実力派!
「とちぎの星」は、しゃきっと米粒が立っていて、外側はぱりっと硬く、内側はぷりっとした弾力があります。炊きたてはもちろん、冷めても甘みが増してしっかりおいしく、おにぎりやお弁当などにもピッタリ!また、粒が大きく崩れにくいのも特長で、丼物やカレーなどにも良く合います。


夏の暑さに強く、さらに病気にも強いため、安定した品質と収量が見込めることも魅力のひとつです。五ツ星お米マイスター山下治男氏も「暑さを感じにくい鈍感力があり、肥料を抑え気味にしてもたくさん収穫できる、環境に配慮した未来的なお米」として注目しています。


※大嘗祭:毎年11月に国と国民の安寧や五穀豊穣を祈って行われる宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)である「新嘗祭(にいなめさい)」を、即位後に初めて大規模に行うものです。皇位継承に伴う、一代に一度の重要な儀式とされています。


生産者に聞く!「とちぎの星」って、どうですか?


たくさんの魅力をもつ「とちぎの星」。作付けが開始されてすぐのころから生産されている山田光則さん(株式会社山田農園 代表取締役)にお話を伺いました!



いつから「とちぎの星」を生産されていますか?


2026年現在で、かれこれ10年以上作り続けています。JAでの取り扱いが始まってから、比較的早い段階で栽培をスタートしました。
はじめのころはあまり主食用 として流通していなかったのですが、最近になって主食用としての提供が増えてきましたよね。失敗が少なくて品質も良い「とちぎの星」は、農家としても扱いやすくて安心できる品種です。
コシヒカリに根強い人気があるのはもちろんですが、人によっては「とちぎの星」のほうが好きだ、という方もいらっしゃいますね。特徴的なお米なので好みが分かれることもあるものの、粒が際立っていてしっかりとした味のお米が好きな方からは、ネット販売などでも好評をいただいています。


生産者としては、どんなところが魅力だと感じていますか?


まずは倒伏に強いことですね。手をかけすぎることなく、安心して育てることができるのは助かります。さらにすごいのは、クズ米が少なくて、整品割合がとても高いことです。お米を収穫した後は網にかけて大きさを選別するのですが、網からこぼれてしまう小さなお米の割合があきらかに少ないです。
私はお米の検査員 の資格を持っているので、自分が作ったお米を甘く見ることはしないのですが、それでもきれいな玄米が取れると実感しています。


「とちぎの星」の栽培で、特にこだわっている点はありますか?


食味を上げるということには、かなりこだわっていますね。私たちの生産拠点である真岡市二宮地区 は、栃木県央地域でも南側に位置しています。県北に比べて暑い地域ですが、そのような環境でもおいしいお米を作りたいので、さまざまな工夫を凝らしています。
例えば肥料です。「とちぎの星」はたくさんの肥料をやらずともしっかり育つ品種ですが、私たちはケイ酸のほかに堆肥系の肥料を使用しています。ケイ酸によって光合成を促進し、倒伏に強くするだけでなく、窒素が含まれた堆肥を使用することで、栄養が増して食味が上がるのです。


読者のみなさんへ、とちぎのお米の魅力をどうぞ!


「ご当地米を侮るなかれ!」ですね。「とちぎの星」は栃木県の風土に合わせて開発された品種です。もしかすると、とちぎのお米はおいしい!というイメージは薄いかもしれませんが、栃木県で開発された品種を栃木県で作れば、おいしくないわけがないと思っています。
ぜひ、とちぎのお米の魅力を堪能してください!


魅力あふれる「とちぎのお米」。
店頭やオンラインで、ぜひ手に取ってみてください!