とちぎの農村ツアー体験記

2月7日 旅する「日光天然の氷」

2016/2/7

2月7日(日)

旅する『日光天然の氷』を行いました♪


今回は、霧降高原の隠れ三滝の1つ『丁字ノ滝』までハイキングを行い、新アイスクライミングスポット⇒
『日光天然の氷』 4代目徳次郎 氷室
『日光珈琲 御用邸通』
『片山酒造』にて酒絞りについて見学...
などなど、マイクロバス移動と雪山散策で巡る、“通な”冬の日光を体験いただきました。


霧降高原『丁字ノ滝』までハイキング!ひんやり冷たい空気と、ザクザクという雪の音を楽しみながら、慣れない雪山を歩きます♪
もちろんみなさん防寒、足下の装備はバッチリ!

人工的に作られた沢の美しさには感動!ここが新しくアイスクライミングのポイントとして楽しめるとのこと!う〜ん、楽しそう!

体もいい感じに温まってきたところで、メインの『日光天然の氷 氷室』へ!
「天然氷のかき氷」として、県内はもちろん、全国的に有名になっている『四代目 徳次郎』の氷は、こちらの池で、ゆっくり時間をかけて美しく、硬く、透き通る氷になっていきます。

今回は実際に四代目 徳次郎さんから素敵なお話を直接聞くことが出来ました。
徳次郎さん、10年程前から「天然氷は、商品そのものよりも、たくさんの人の手間暇でつくられる、この伝統的な過程こそ発信すべき大切な文化」と思い、先代には反対されながらも、多くの人を巻き込みながら、4代目として『日光天然の氷』としてブランド化を進めていきました。

何よりも池の土壌作りを大切にし、氷が張ってからは、きれいに凍らせるために毎日ゴミやほこり、雪を取り除かなければならない天然の氷づくり。

今年は暖冬と言われ、氷が出来ない心配もされましたが、大寒波で2回の切り出しを終え、3回目も出来そうな程。でも大寒波の影響で、なんと18時間(!)もの間、交代で丁寧に雪かきをしたそう。

「私はIce farmer(アイスファーマー)。自然が氷を作ってくれて、その中で出来ることをするだけだよ。」優しく温かな笑顔でお話を続けてくださった4代目徳次郎さん。
だからこそ世界に誇れる素晴らしい『日光天然の氷』が出来上がるのだと実感しました。


徳次郎さんと素敵な時間を過ごし、心も暖まったところで、
お待ちかねのランチは、『日光珈琲 御用邸通』にて、
人気No.1の黒カレー他、絶品ランチをいただきます。

そしてなんと、今回のランチには特別、先程お話をうかがった『日光天然の氷』のかき氷付き!5種の手作りソースがふわふわの氷に絡み合い美味。みなさん良い笑顔でペロッと完食です。
暖かい室内で食べる真冬のかき氷もいいものですね♪

昼食後、『片山酒造』へ向かいます。
創業明治13年という歴史ある酒造の、6代目の片山さんが、饒舌なトークで酒蔵を案内してくれました!

「美味しい水があるからこそできるお酒」という片山さんの家は未だに水道ではなく、井戸水で生活されているとのこと!

こちら、佐瀬式と呼ばれる、ゆっくりと時間をかけながら絞る昔ながらの手法。現在、栃木県内でこの方式で圧搾している酒造メーカーは1割程度。どれだけ貴重か分かりますね。

「天然」の意味を知ることができた、水と氷の今回の旅。自然、自然と人の繋がり、人の魅力を十二分に感じられたツアーでした。
ひと味違う日光の旅は参加者のみなさんの心に残ってくれれば嬉しいです!
ありがとうございました^^


次回のツアーもお楽しみに☆


*今回行った場所*
・道の駅うつのみや ろまんちっく村
http://www.romanticmura.com/

・丁字ノ滝
栃木県日光市

・日光天然の氷 氷室
http://www.chirorin.com/buy_ice.html
栃木県日光市

・日光珈琲御用邸通
http://nikko-coffee.com/

・片山酒造
http://www.kashiwazakari.com/

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