大谷グリーン・ツーリズムの体験イベントに密着！【とちぎの農村めぐり　農村人特集】

2023年12月1日

日本遺産「大谷石文化」が息づくまち大谷（おおや）を含む宇都宮市の城山（しろやま）地区では、大谷グリーン・ツーリズム推進協議会が、地域活性化のために農業体験や里山体験等のイベントを開催しています。

今回は、10月末に開催された「秋のサツマイモ収穫体験＆飯ごうでおにぎりと豚汁・焼き芋のスイーツ・多気山鐘つき体験と竹の弓矢を作ってマト当て大会」に参加してみました🚶‍♀️✨

最初は「ファームおのぐち」での野菜の収穫体験🍠

ファームおのぐちは城山地区にある多気山（たげさん）の周りにある広大な農園🏔
地形によって日当たりや土の質が違うため、その場所に合った野菜を育てています。夏はスイートコーン🌽、秋は10種類を超えるさつまいも🍠がメインです。

今回はさつまいもの収穫体験🍠
園主の小野口勝仁さんから、さつまいもの掘り方や保存方法の説明のほかに、
なんと3kgぴったり収穫した人には冷やし焼き芋をプレゼントするというサプライズが😮

収穫が始まり、さつまいもの大きさに驚く子供たちの歓声が聞こえます😄
収穫の喜びを感じてくれたのではないかと小野口さんは話します。

ファームおのぐちと小野口さんについては、
動画で詳しくご紹介します👀
https://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/tochigi-nouson-meguri/nouson-movie

収穫体験が終わると、次は多気山わくわく広場に移動し、飯ごう炊飯❗🍚
飯ごうを炉にかけて、炊いている間に竹を切って器を作ります。

こちらの竹は多気山で生えすぎてしまったもの。他の植物の成長の妨げにならないように伐採した竹を利用します。

夏のイベントでは雑草が生えた空き地で宝探しゲームをすることも🌿💎
宝を探すため雑草をかき分けて行くうちに、自然と雑草が踏まれて空き地が綺麗になるそうです。
イベントを通して参加者に地域の環境保全についても知ってもらうきっかけになりますね。

ご飯が炊けたらお昼ご飯😋
おにぎりを作って、地元の野菜たっぷりの豚汁と、こんにゃくの味噌田楽も合わせていただきました。

味噌田楽は、こんにゃくを炉にかけた鍋で湯がき、味噌ときな粉をつけて食べます。味噌ときな粉の組み合わせはなじみがなかったのですが、城山地区ではメジャーなのだそう🤔味噌だけより風味が良く、新たな発見でした✨

地域の古き良き文化を伝えるのも体験の目的となっています。

ご飯が終わったら次はおやつ作り❗ファームおのぐちのさつまいもを使います🍠
1か月保存し、甘さが増したさつまいもを新聞とアルミで包んで炉に入れていきます。

じっくり火の通った焼き芋はそのままでも絶品ですが、今回は焼き芋ブリュレに😳❕カスタードクリームとざらめをのせ、バーナーであぶっていきます。

イベントはリピーターも多いため、参加者には常に新鮮な気持ちで楽しんでもらいたいと思い、協議会のメンバーがアイディアを出し合い体験メニューを考えているそうです。

さつまいもスイーツを堪能したら、最後に的当てゲームを開催！
弓や矢を竹で作ります！昔はこうしてよく遊んだそうですよ。

日常ではできない経験。
風に負けずに終了時間ギリギリまで挑戦です🏹

1日でたくさんの体験ができる大谷グリーン・ツーリズムのイベント。
協議会会長の田中進一さんにお話を伺いました。

設立した当初は、農家さんに協力を求めるも、新しい試みだったため、なかなか活動の趣旨を理解してもらえず苦労したそう。しかし活動を繰り返していく中で、協力を得られるようになっていきました。

いまでは農業や建築業、飲食業など様々な職種の構成員が運営に当たり、体験の幅も広がっています。

現在は市内の親子の参加が中心ですが、大人向けや県外の方の観光を目的としたプログラムも検討しているとのこと🤔

そして、引き続き農業体験や里山体験を通して城山地区をPRしていくとともに、
荒廃が進む山や農地を改善出来たらと話します。

農業はもちろん、自然の大切さも学べる大谷グリーン・ツーリズム推進協議会のイベント。協議会のホームページから申し込みができますので、是非参加してみてはいかがでしょうか。

動画もぜひご覧ください▼▼

【住所】〒321-0345 栃木県宇都宮市大谷町1249

【TEL】028-678-2720

【HP】https://oya-gt.jp/

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撮影日：2023/10/29

撮影地：栃木県宇都宮市

撮影MEMO：ファームおのぐち、多気山わくわく広場

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