【観光農園特集】栃木市の「小堀農園」でホックホクな秋の実り「紅あずま」のいも掘り体験♪

いよいよ実りの秋がやってきました!🍠

様々な味覚狩りが目白押しなこの時季、誰もが童心にかえって楽しめるのがさつまいも掘りです♪普段、土に触れる機会がない今の時代だからこそ、その感触や温かさを自身の手で直に感じながら、さつまいもが一体どんな風に育っているのかをその目で観察しながら…気がつけば誰もが夢中になってさつまいもを探しているものです👀

今回は、そんな収穫体験ができる栃木市の「小堀農園」をご紹介します♪

起伏が激しいここ栃木市藤岡地区では、かつて畑作が盛んだったそうです。しかし徐々に辞めてゆく農家が増える中、およそ40年前に耕作放棄地対策として本格的にさつまいも栽培を始めたのが、観光いも掘り農園としての小堀農園のスタートでした。決して肥沃ではない土壌がさつまいもには適しているのだと、同園代表であり、藤岡町甘藷(かんしょ)組合長も務める小堀貞雄(こぼり・さだお)さんは話します。

現在、こちらの地域で育てられているさつまいも畑の総面積は約1ha(ヘクタール)!

小堀農園ではそのおよそ半分である0.5haという広大な畑で主に紅あずまを育てています。畑は点在しており、生育状況に合わせていも掘り体験のできる場所が変わるそうです。出来る限り自然に近い形で育てたいと、畑では最低限の除草と防虫をしているため、時には土の中からひょっこり虫が顔を出すことも🐛

そうすると子どもたちは大喜びなのだとか。「虫たちもお客さんを歓迎しているんですよ」と微笑む小堀さんに、ついこちらの頬も緩みます😊

さつまいもは、畑の畝の上に少しだけ出ているツルの下に育っています。根が伸びる方向に着生する特徴があり、苗の植え方で形や着生の位置が変わるのだとか。こちらでは苗を縦に挿す垂直植えをしているため、根が真下に伸びて株元に近い位置に大きなさつまいもがつくそうです。地上部の葉で作られた養分の転流もスムーズに行われるためデンプン含有量が高くなり、養分が凝縮されて甘味も強くなるのだそうです♪

多いものでは1株に1キロ以上のさつまいもがついていることもあるのだそう👏

ツルの周りの土を崩しながら、さつまいもが見えてきたら焦る気持ちを抑えて丁寧に土を掘っていって、さつまいもを傷付けぬように注意しながらスコップも駆使して…最後は力いっぱい地上の世界へと引っ張ってあげてください♪大きさや太さ、長さなど1つとして同じものがないさつまいもはまさに十人十色ならぬ、十芋十色。次はどんなさつまいもに出会えるのかと、まるで宝探しをしているような気分になります✨

こちらで収穫できる紅あずまは、濃い赤紫色の皮とホクホクとした食感、そして強い甘味が特徴。すぐに食べても美味しいので、定番の焼きいもやふかしいもはもちろん、スイーツや料理でも存分に味わえる万能選手です。泥をきれいに洗ったら水気をしっかりと拭き取り、新聞紙に包んでおくと保存も効くそうですよ。

さつまいも畑の周りには、コスモスや蕎麦の花も咲いています🌸

そこにはきっと、来てくれる人たちに笑顔になってほしいという地域の皆さんの願いも込められているのでしょう。ホックホクの紅あずまでお腹はもちろん、人の温かさに心も満たされる…そんな素敵な場所でした♪

新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況や、国や県等の不要不急の外出自粛要請を踏まえ、県外・県内の移動については慎重な判断をお願いいたします。

施設を訪れる際には、マスク着用や手指消毒等の基本的な感染防止対策の徹底に御協力いただきますようお願いいたします。

 

【所在地】栃木市藤岡町大前1362-1

【実施期間】10月1日〜11月頃まで(変動あり)、 要予約

【入園料】1家族(グループ)につき600円(3株)、追加2株300円

※いも堀り用の軍手、スコップ、持ち帰り用の袋を持参してください

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撮影日:2021/9/28

撮影地:栃木県栃木市藤岡町

撮影MEMO:小堀農園

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