【観光農園特集】葉とらず栽培がおいしさの秘訣!「加藤農園」でりんご狩り♪

県内トップのりんごの生産量を誇る矢板市🍎

矢板市は降雪や寒波などの冷害が少ないことから、完熟するまで樹上でじっくりと育てることができるそうです。今回訪れたのは、長井にある「加藤農園」。古民家風の直売所が印象的なこちら。約4ヘクタールの広々としたりんご園では、ペットと一緒にりんご狩りを楽しむこともできます🐕

「今、直売しているのは陽光とシナノゴールド、王林です。黄緑色をした王林は、酸っぱいイメージがあるけど甘いですよ🍏」と3代目の加藤博樹(かとうひろき)さんが教えてくれました。戦後間もない1947年に祖父の久一さんがりんご農家となり、観光農園は1983年から始まったそうです。

博樹さんが就農したのは14年前。それまでは設計士をしており、勤務先でご実家が営む直売所の立て替えを担当することになったといいます。このとき、お父様でもある2代目から、限られた人員や予算で直売所を建てたいとの意向やりんご狩りでの導線について話を聞いたそうです。ヒアリングを重ねて図面を作成していく過程で、後を継ぐことも考えるようになったと話します。店内で試食ができる設備を設けるなど、「思い描いていた自分好みの直売所ができました」と博樹さん😊

りんご狩りやお買い物を楽しんだ後にひと休みできるスペースもあります。

販売やりんご狩り用の品種のほか、土地や気候に合うかなどの試験中の品種とを合わせて約20種類のりんごを栽培。10月下旬からは、こうとく、ぐんま名月などが収穫を迎えます。栽培する品種の7割を占める「ふじ」は、袋を掛けずに栽培した「サンふじ」として、11月上旬から直売所に並び始めます💞もちろん、りんご狩りも楽しめますよ!

「サンふじに関しては、無茶苦茶ここの土地に向いていたらしい。高原山からの吹きおろしの風で生じる寒暖の差がりんごの味わいに影響して、差が大きいほど色付くんですね。甘みもそうです」と博樹さん。

りんごは太陽の光を浴びて赤く色付きます。満遍なく色付けるには葉が邪魔になるため「葉摘み」を行いますが、葉は光合成によって栄養や甘味を補給する役割も担うとされます。葉を残しておく「葉とらず栽培」では、光合成が十分に行われるため甘味が増すのだとか。その代わり、葉が影になるので表面に色むらができてしまいます。完熟を見極めることのできる博樹さんとお父様とのお2人で1つ1つ収穫していますが、「甘いのはどれだい?青いけど赤くなるの?と聞かれることもあります。葉とらず栽培は、直売所じゃないと成立しないのかなと思います」と話します。食べてみると😋見た目ではないことが分かるハズです!!

ジュースやジャム、コンポート、ドライフルーツなどの加工品も充実。「林檎バター」は、博樹さんがまだ小さかったころにお母様が作ってくれたものから着想を得たそうです。「小さかったころに苦手だった酸味が和らぐように、バターを加えて工夫してくれて。私にとってはおふくろの味です」と教えてくれました。「アップル&ハニー」や「りんごはちみつ」は、お父様が養蜂した純度100%のハチミツを使用しているそうです。ひと手間もふた手間もかけて引き出されたりんごのおいしさを楽しんでみたくなりますね♪

新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況や、国や県等の不要不急の外出自粛要請を踏まえ、県外・県内の移動については慎重な判断をお願いいたします。

施設を訪れる際には、マスク着用や手指消毒等の基本的な感染防止対策の徹底に御協力いただきますようお願いいたします。

【所在地】矢板市長井1184

【実施期間】9月26日~11月28日まで

【受付時間】9時~15時

【入園料】330円 1kg540円

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撮影日:2021/10/21

撮影地:栃木県矢板市長井

撮影MEMO:加藤農園

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