【観光農園特集】蜜入りりんごの代名詞「ふじ」の季節到来!完熟りんごがたわわに実る「渡辺りんご園」へ♪

鹿沼市東北部に位置する菊沢地区の「菊沢フルーツロード」では、秋の訪れとともにリンゴの収穫が始まっています🍎この地区を走る国道、県道沿いには、りんごや梨などの生産農家が点在しており、今回は鹿沼市栃窪にある「渡辺りんご園」を訪れました♪山林を切り開き、りんご園を始めたのは昭和57(1982)年のこと。約10種類のりんごを栽培するほか、さくらんぼや桃、少量ですがお米も手掛けています。

訪れた時季の直売所には「秋茜」が並び、りんご畑では「清明」が一番赤く色付いていました。園主の渡辺敬一(わたなべけいいち)さんの案内で「清明」の木の前まで行くと、りんごが枝いっぱいに実っており「うわー、きれい」と思わず声に出してしまうほど😍

赤い果実がキラキラ輝いているかのように見えました。表面に見られる点々は果点(かてん)と呼ばれ、りんごが酸素呼吸するための気孔で、品種によって目立つものと目立たないものとがあるそうです。

「うちのメインは『ふじ』で、全体の6割を占めます。見た目には分からないですけど、『ふじ』は(品種登録から)60年ほど経つ品種なので、色が縞に出るとか、べったり赤に出るとか、あとは蜜が入りやすいかとか、何十系統ってあるんですよね。新しい系統がどんどん出てきてます」と渡辺さんは話します。夏と冬の2回は山形を訪れ、剪定方法や肥培管理、新しい品種などを視察しているそうです。

「ふじ」は花が満開になってから実になるまでに190日から210日ほどかかるといいます。実の周りの葉っぱを落とす「葉摘み」や、果実をくるくると回して色付けをする「玉回し」を1個ずつ手作業で行うことで、満遍なく赤い果実に育てていきます。「(スーパーなどに出荷されているりんごとの)違いを出すために我慢して木に生らせておいて、ギリギリっていう言い方は変ですけど、自分が気に入るところまで熟したものを収穫しています。それを販売できるのが直売所の魅力かな、やっぱり」と渡辺さん。「ふじ」が完熟を迎えるのは11月初旬🍎

一旦お休みしていたりんご狩りも再開されます!「ふじ」の一番の魅力は、蜜入り。その蜜によって香りも高くなるそうです。酸味と甘みのバランスも良く、安定のおいしさを誇ります。

ちなみに、これらのふじは直売所で「サンふじ」として並びます。この”サン”というのは、袋を掛けずに直接太陽の光を浴びて育ったりんごの呼び名だと教えていただきました!みなさんご存じでしたか?😮

りんご狩りでは、「周りと比べて一番赤いものを狙って採ってもらうといいよ」と渡辺さんが教えてくれました。また、一カ所にとどまらずに、ほかの木にも移動しながら赤いりんごを選ぶようにすることがポイントだそう👍

袋がかかっているのは黄色いりんごの「はるか」。岩手生まれの品種。

表皮が繊細なため、袋を掛けて栽培しそのまま収穫します。また、黄色いりんごの木は数が少ないため、収穫の期間中はりんご狩りは一旦お休みに入り、店頭販売のみとなります。「はるか」は11月中旬に並ぶ予定だそうです。あまり見かけない品種なので、ぜひ食べてみたくなりますね😍

昨年からはりんごジャムの販売もスタート💞「昴林と紅玉、ふじの3品種で作りました。他の品種も試してみたんですけど、ある程度酸味も甘みもあるりんごがジャムに合うんですよね。今、直売所に並んでいるのは昴林のりんごジャムです」と渡辺さん。収穫の時期によって種類が変わるので、それぞれを楽しみたいですね😊

新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況や、国や県等の不要不急の外出自粛要請を踏まえ、県外・県内の移動については慎重な判断をお願いいたします。

施設を訪れる際には、マスク着用や手指消毒等の基本的な感染防止対策の徹底に御協力いただきますようお願いいたします。

【所在地】鹿沼市栃窪1255-3

【実施期間】8月下旬~11月25日まで(直売所は開店していますが、りんご狩りは10月18日~11月2日ごろまで一旦休止)

【受付時間】10時~16時

【入園料】無料 1kg700円

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撮影日:2021/10/15

撮影地:栃木県鹿沼市栃窪1255-3

撮影MEMO:渡辺りんご園

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