うちで作ろう!今が旬の「新里(にっさと)ねぎ」を味わい尽くす(コロナに負けるな!!とちぎの地産地消元気アップ運動)

こんにちは、ベジフルです。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けた農畜産物の消費拡大を図るため、栃木県では「コロナに負けるな!!とちぎの地産地消元気アップ運動」を展開しています。

そこで今回は、宇都宮市新里(にっさと)町で、江戸時代から栽培されてきた在来種の曲がりねぎ「新里(にっさと)ねぎ」を料理してみました。

宇都宮市の北部にある新里(にっさと)町は、小石混じりの粘りけのある畑で、昔は深く耕す事が出来なかったそうです。それで、2回目の植え替えで、浅く掘った溝にねぎを斜めに寝かせて植える栽培方法が出来たそうです。
「植え替える」と「曲げる」というストレスがかかることで、甘味と柔らかさが増すんですって。ねぎにとっては過酷な環境だけど、我々にはうれしい効果があるんですね。

そんな独特の栽培方法で作られる在来種の曲がりねぎ「新里(にっさと)ねぎ」は、2017年に、その長年培われた特別の生産方法と高い品質で「GI(地理的表示)」として登録されているんです!日本全国では79件しか登録されておらず、栃木県内ではこの「新里(にっさと)ねぎ」だけしか登録されていない、狭き門のGI(地理的表示)。すごいんじゃないでしょうか?

GIをもっと知りたい方は地理的表示産品情報発信サイト(HP:https://gi-act.maff.go.jp/register/)をご覧ください。

さて、新里(にっさと)ねぎを求めてやってきたのは、宇都宮市の道の駅うつのみや ろまんちっく村にある農産物直売所「あおぞら館」。
この季節は特設コーナーが出来ています。

選んでいる側から、どんどん売れていってしまいます。

売り場には「新里(にっさと)ねぎ」のパネルも大きく掲示されています。

購入するときは、このGIシールが目印。

早速、「新里(にっさと)ねぎ」を購入して、いろいろチャレンジしてみましょう。

まな板のねぎ。
ただ曲がってるんじゃなくて、捻れてる!すごいストレスだ!

「新里(にっさと)ねぎ」は加熱すると甘くて美味しいというので、まずは鍋でいただきます。
ここはシンプルに「ねぎま鍋」。焼き鳥のネギマじゃないですよ、「ねぎ」と「まぐろ」で「ねぎま」。

炙ったねぎと湯引きしたマグロをさっと醤油で煮て、彩りに三つ葉を添えたら完成。
本当にねぎが甘い!ねぎが主役のお鍋です。

続きまして、新里(にっさと)ねぎの豚バラ巻き。
じっくりフライパンで焼いて、みりんと醤油で味付けしたら完成。
豚の脂とねぎの甘さが良い組合せです。

 

続いて、ネットで紹介されていた「無限ねぎ」。
ツナ缶と斜め薄切りにしたねぎをレンジで加熱するだけ。味付けは鳥ガラスープの素にちょいとラー油。
すぐ作れて、無限に食べられる!

葉っぱも美味しいというので、葉っぱを利用してマグロとねぎのぬた。
湯引きしたマグロと、さっと茹でた葉っぱを酢味噌で和えるだけ。
シャキシャキしながらぬめりのある葉っぱも面白い。

生でも美味しいというので、簡単ねぎの和え物を。
斜め薄切りにして、さっと水にさらし、白だし醤油とごま油で和えて、黒こしょうをかけるだけ。
これはお酒のあてに良い感じ。

皆さんも、是非、「新里(にっさと)ねぎ」を食べてみませんか。

【おまけ】
江戸時代後期に考案されたというねぎま鍋。実はマグロのトロを使用するのが本式。
真似したかったけど、懐事情により、今回は赤身を使用しました。

なんでも、江戸っ子はトロの脂が苦手で、捨てるか畑の肥料にするしか無かったんですって。
そのトロを有効活用したのがねぎま鍋で、鍋で煮てしまえば脂が汁に溶けて無くなるから食べやすくなったらしいです。
今じゃ信じられない話ですね。

【新里(にっさと)ねぎを購入したお店】
道の駅うつのみや ろまんちっく村 あおぞら館
住所:栃木県宇都宮市新里町丙254番地
HP:https://www.romanticmura.com/

 

 

 

 

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