うちで作ろう。レベル10。牛乳でモッツァレラチーズを作る。

さて、栃木県は実は生乳生産量全国2位の酪農王国なんです。
ところが、農林水産省によると、学校が休校になったので、牛乳の消費が減っているとのこと。これはいけません。牛乳をもっと使って酪農家を応援しなければならない!
そこで牛乳大量消費レシピ第5弾。モッツァレラチーズを作ってみました。

同僚が「モッツアレラチーズは家でも作れる」というので、ほほう!といろいろ調べてみると、牛乳を固める酵素「レンネット」があればなんとかなるらしい。
さらに「ネットでチーズキット買った方がいいですよ」というので、早速ネットで購入。
また「生クリーム入れるとおいしいですよ」というのですが、ここは予算の関係で無視。

材料は栃木県産の低温殺菌牛乳と、レンネットとクエン酸。必ず低温殺菌と書いてある牛乳を使ってください。通常の高温殺菌だと凝固しないので、ここ大事。
そして用意する道具は温度計と耐熱グローブ。これがないと作業が出来ません。

まずはレンネットをお湯に溶かします。量は0.2g程度とほんのちょっぴり。これで牛乳1Lを固めていきます。

お鍋に牛乳を入れてゆっくり35℃まで温めます。

35℃ピッタリ!

ここからは温度管理が大切。湯煎して温めて行きます。

ここにクエン酸1.5gをいれて混ぜます。
このまま10分程度置いておきます。

いよいよレンネット投入!本当にこんなちょっとで良いのかドキドキしながら加えます。
よく混ぜて、5分程度置いておきます。

しばらくすると、お豆腐みたいに固まってきました。
ここで、2センチ角くらいになるよう、包丁で切ります。

お鍋を揺らしながら、40℃まで温めます。すると、ホエーといわれる水分が分離してくるので、おたまですくって他のお鍋にためていきます。

温度を35℃に保って、30分発酵させます。

発酵が終わったら、耐熱グローブをつけて80℃のお湯のなかでひたすら練る!
すると滑らかなモッツアレラチーズが出来ました。
液体から個体を取り出すのは、なんだか理科の実験みたいで楽しい!
是非、皆さんもトライしてみてください。

【おまけ】
取り除いた1Lちかいホエー。栄養たっぷりなのでカレーやシチューを作る際に利用すると良いそうです。

今晩はカレーに決定です。

※ 栃木県農政部の情報は、
「とちぎファーマーズチャレンジネット(http://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/)」や「栃木県農政部ツイッター(http://twitter.com/tochigi_nousei)」でも発信していますので、是非、ご利用ください。