市貝町でワイン!? KUSAKA VINEYARDS

 こんにちは。果樹担当Hです。市貝町産のぶどうで造った「日本ワイン」をご存知ですか。

 今回は、市貝町市塙にあるKUSAKA VINEYARDS(代表:日下篤氏)を訪ねてみました。 

 県道69号線の「市貝町役場北」交差点から茂木町方面へ向かって行くと、北側に「観音山梅の里」という大きな看板が見えてきました。

 県道から「観音山梅の里」へ向かい、看板を右手に見ながらさらに道なりに進んでいくと、「観音山梅の里」の裏手にログハウスのお家が見えてきます。

 こちらが、日下さんのご自宅兼、KUSAKA VINEYARDSの直売所です。

 早速、玄関を開けて「すみません、ワインありますか」と、声をかけてみます。

 すると、日下さんが家の奥からワインを持って出てきてくれました。

 ワインは、2019年産マスカットベーリーAを主原料に造った「赤ワイン」です。

 さっそくお味見。

 んっ。これは、マスカットベーリーA特有の甘いフルーティーな香りがします。渋みは控えめなので、私のようにお酒に慣れていない人でもとても飲みやすいです。

 日下さん曰く、焼き鳥や肉じゃがなどの醤油を使った料理に合うということでした。

 また、ワインは、「白」と「赤」の2銘柄あるそうですが、既に白ワインは完売してしまったとのこと。残念。

 気になるお値段は、750mlボトル3,300円(税込)。

 日下さんは、山梨県の農業法人において、ぶどうの生産から販売、醸造に至るまでを学び、平成28(2016)年に市貝町へ戻ってぶどう農家として独立しました。「農家が造るワイン」をコンセプトに、醸造用品種の生産にチャレンジしています。ワインは、今のところ県内の醸造所へ委託製造していますが、将来は、自らワイナリーを経営することが夢とのことです。

 帰りがけに、ぶどう畑のようすを覗いてみると…。

 マスカットベーリーAがたわわに実り、粒は色づき始めています。2020産は、どんなワインに仕上がるのか、今から楽しみですね!!

※マスカットベーリーA

・昭和2年にベーリーとマスカット・ハンブルグを交配してできた品種。

・日本では、赤ワイン用原料として最も多く使用され、完熟ぶどうを使った芳香の高いワインが造られている。

・生食兼用で用途が広く、全国的に栽培されている。

 

今回の訪問先

 KUSAKA VINEYARDS(代表:日下篤氏)

 住所:栃木県芳賀郡市貝町市塙3388-3

 電話:0285-68-3394

 URL:https//www.facebook.com/Kusaka-Vineyards-140157196412332/

※ 栃木県農政部の情報は、 「とちぎファーマーズチャレンジネット(http://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/)」や「栃木県農政部ツイッター(http://twitter.com/tochigi_nousei)」でも発信していますので、是非、ご利用ください。